1章 11話

学校に着くといつも通りの1日が始まる。


でも今日は1番苦手な体育がある。


「ほんとにやだな〜。」


今回やるのは球技大会の他のクラスとの合同練習らしい。


私達の種目は、バスケだ。


ジャージに着替えて、体育館に行くと女子の歓声が凄かった。


「「「きゃ〜!!!!」」」


女子の目線の先には


「!」


銀髪がいた。


きゃ〜という歓声が聞こえるんだから、バスケ姿とてもかっこいいんだろうなって思うでしょ?


銀髪、なにもしてないの。


銀髪はずっと、何もせず座り込んだままだった。


ジャージ姿も気崩してる。


ヤンキーみたいだ。


そんな女子の歓声が止まないまま体育の授業が終わった。

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