1章 8話

その後私は先生に車で家まで送ってもらった。


「何かあったら直ぐに私に言ってちょうだいね?」


「はい…。ありがとうございます。」


そう言うと先生は学校に戻っていった。


家の鍵を開け、家の中に入る。


「ただいま…」


誰もいない家に話しかける。


いまだに手は震えたままだけど、足は動く。


「お風呂に入ろう…」


自分自身を落ち着かすためにハーブの入浴剤を入れる。


「はぁ…お風呂は落ち着くな…」


手の震えも落ち着き、元通りになった私は一気に疲れが来たのか、目蓋が重くなる。


「寝よう。」


何も食べず、そのまま夢の中へと落ちていった。

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