1章 2話
学校へ着くと、8時20分を過ぎていた。
「…急がないと」
少し歩く速度を早めて教室に向かった。
私の教室は3階にある。
地味に長い階段を駆け上がる。
「はぁ…間に合った。」
8時25分になるチャイムは、私が教室に入ったと同時に鳴った。
私の席は廊下側の1番後ろだから、誰にも見られることはない。
いつもと少しだけ違う1日のはじまり。
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キーンコーンカーンコーン
お昼休みが始まるチャイムが始まる。
友達のいない私は、いつも1人で屋上に行って食べている。
ガチャ
「…え?」
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