純粋にファンタジーとして読んでいたら、いい意味で肩透かしを食いました。最序盤の「敷かれたレールを歩いてきた」大聖女サマと、陰謀と世界の真実を知ってからの彼女の雰囲気は別人といっていいほど。が、心の根っこの優しさ、純粋さは変わらない。その一点による安心感を胸に、最後までテンポ良く読めました。読後感は晴れやかで爽やか。ふたりの未来に幸あれ!
ひとこと紹介にも記載しましたが軽快に読むことが出来ました。いきいきとしたキャラクターたちがとても魅力的に感じました。一つの物語を終わらせるということは大変だったと思います、完結お疲れさまでした!
危機救ったドラゴンのジェイドと暮らすことになったユリア。とにかく二人のやり取りが微笑ましい。乙女なユリアと鈍感なジェイドがほんとに「新婚かよ!」って感じ。序盤は主人公が陥れられる過程のドタバタも含めてかなり好みの展開でした。異類婚姻譚とか好きな方にはオススメしたい作品です。
素敵なお話ですね!ファンになってしまいました!書籍化期待してます!
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(260文字)