二人共愛していたと言ったとて、「その愛し方は同等・平等では無かった」訳で、傍から見れば度し難い。
まぁ、同情する点があるとしたら「やはり父上は兄上を王太子にする気はなかった」という点
実際、傍から見れば誰でもそう思うし、特にディーハルトからしたら教師陣からも「自分は兄より優秀」で「優秀な自分には兄より優れた講師が付いている」と教えられてきただろうし
強制力があったとしても、教えられてきた教育まで変わる訳がないので今更認識を変えろって言われても難しいでしょう
視察に関してはディーハルトが特別劣っているというよりもライハルトが特に秀でていたというだけだよね
転生者としての経験値というか視点の違いだし、劣っている兄という色眼鏡がある以上は気づくのも難しいだろうけど
……うん、総評すると両親と教育が悪いw
これで両親ともに子供を二人とも愛してるつもりだから本当に性質が悪いわww
王位狙ってた事に関してはもう今更どうこう言う気は無いけどスージーとの別れの冷淡さがなんとも…
自分が周囲の人間に支えられていた自覚すら無いんだろうなと
編集済
転生者である年齢より大人びた思考をする兄を基準にされ、兄転生覚醒前の評価を元にこれぐらいわかって当然扱いされて、教わるべきことを教えてもらえなかった小学生ですね。
転生者なら言われなくてもわかることでも、生身の子供ではちゃんと言わないとわからないわけで。
直接ではなくても、どう言う行動をすべきか、こう言う行動をするとどうなるか、不貞はなぜ悪いのか、みたいなことを教えてくれる大人がいなかった悲劇ですね。
教育が大事だって言うことが、この小説のテーマだと感じられます。
言葉の端々に兄を下に見ている感じが漏れ出てていい感じに弟殿下の幼い思考があらわれてますね
兄の功績とか評判とか、時期的に大きく改善しているのに情報を更新してくれる人もいないんだな。
それとも、これはディーハルトの1人称だから、都合の悪いことは意識に上ってこないという表現なのかな?
ディーハルトってあれでしょ、テストで良い点取るけど仕事で役に立たないタイプの奴
ライハルトは中身補正で大人びてるし記憶力が悪かろうが地頭良いから仕事は出来る
外面や気品は弟あったろうから表向き王として立つ貴族としての体面適正はあった
転生兄は地頭の良さと人となりで視察向きでお互いに補そうな適正感
物語の最初から座礁してたけどこの兄弟が支え合える仲だったのならこの国にとって最良だったろうに