人物紹介: 〈魔法妖精アステリ☆マジカ〉

(注意: この人物紹介の初稿を書いた2020年末当時、筆者は2.0のイグニスブレイズを所持していなかったため「ルーンフォークが人族として社会全体に認められていなかったのは魔動機文明中期まで」という設定を知りませんでした。現在は修正し終えたはずですが、文章がおかしい以前の描写が残っている可能性があります。発見した場合はコメントでご報告していただけると幸いですし、めんどくさい場合は「マルガリタ・タイプの所属していた会社はブラックだったんだなあ」程度に流していただければ……)






 マルガリタ・ジッカはルーンフォークの男性です。


 身長は149cm。

 肩より下あたりまで伸ばし、その一部を頭頂部近くで二つ結びにした珊瑚色の髪と、糸目がちな目が特徴的です。

 左目下には泣きぼくろがあり、ふわふわな髪質と合わさって、どこか柔らかい雰囲気を醸し出しています。

 ですが、驚いたり、怒ったりした拍子に目が大きく見開かれると、思いのほか瞳孔が小さいですし、よく煮詰めてどろどろになったトマトスープのように濁った真っ赤な瞳は、よく子供を泣かせます。


 目はともかく、その中性的な……というよりも少女そのものな出立ちは、よく周囲を惑わします。

 そう、出立ちは少女そのものなのです。 


 マルガリタは自らが男性であると認識してはいるのですが、容姿は少女そのものですし、服や下着についても女性のものを買いますし、数少ない“素”の部分らしい趣味嗜好も少し夢見がちな女の子のようです。


 そのうえ、“マルガリタ・ジッカ”が自身を「かわいい女の子」と評価している事について、彼は「あながち間違いではないかも」とも思ってさえいます。

 それが、彼が“マルガリタ・ジッカ”たる所以なのです。


 それでも、彼は“マルガリタ・ジッカ”ではありません。


 ──いえ、哲学などではなく、彼は確かにマルガリタではあるのですが、ここでいうところの”マルガリタ・ジッカ“は、魔動機文明アル・メナス時代末期に存在したある劇団が制作した舞台劇〈魔法妖精アステリ☆マジカ〉の登場人物です。

 そして彼は、その”アステリ☆マジカ/マルガリタ・ジッカ“を演じる役者を製造するために特注されたジェネレーターから生み出された存在で、本来は名無しの役者アクターでしかないのです……!

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