〈魔法少女〉設定&解説本、それと備忘録。




 『愛を信じ、愛を与え、愛を守る者!アステリ☆マジカ、自由のために殲滅よ!』

 ──舞台劇〈魔法妖精アステリ☆マジカ〉の台本より



 ◆経歴表&冒険に出た理由

 A-?-? 風や水と共に生きている(きた)

 B-?-? 大地を父母としている(いた)

 C-?-? 火は友人である

 理由 自由と愛のために


 ◆プロフィール

 年齢 : 16

 身長 : 149cm

 体重 : 〈DXアステリリカルステッキ〉(※1)約43本ぶん

 髪の色: コーラルピンク

 瞳の色: ガーネットレッド

 肌の色: やや白め(感じているストレスの大きさに反してすべすべ)


 (※1)……光って音が鳴って変形する玩具。当時の定価は約100ガメル。


 一人称: 私(素面時)/マリィチャン(マジカル時)/マリィ(???)

 二人称: 貴方/迷える者、邪悪なる者、etc、etc…(マジカル時)

 三人称: 彼の迷える者(たち)、彼の邪悪なる第二の剣の信仰者(たち)、ルックレム大蛮王の兵共、etc、etc…(マジカル時)

 呼称: 〜さん(素面時)/マジカル☆◯◯(マジカル時)


 趣味 : 邪魔にならない程度に自分の持ち物へデコレーションを加えること、マジカル☆ウィンドウショッピング(マジカル☆貧乏)

 クセ : 自身の括った髪のもふもふしたところを触ること(おちつく)

 好物 : 甘くしたホットミルク(アクセント程度にハーブや砂糖漬けの花弁が入ってると非常に嬉しい)

 悩み : 意に反してマジカルしだす舌、ひとりぼっちなこと


 ◆簡易紹介

 ・中性的な……というより、ほとんど少女のような姿をしたルーンフォーク。愛称はマリィチャンだとかなんとか。性別は男性。

 ・髪色はオレンジがかった桃色(珊瑚色)。肩より下あたりまで伸ばしたふわふわなそれの一部を頭頂部近くで二つ結びにしている。

 ・糸目気味。チャームポイントは泣き黒子。目を開くと思いのほか瞳孔が小さくて怖い。

 ・可憐な容姿とは裏腹にその言動はやや奇怪なもので、ひとたび口を開けば「愛の力は〜」だの「マジカル☆(任意の物事や名称)」だの頭が痛くなるような言葉が飛び出してくる。

 ・その上、神の声も聞こえなければ妖精も見えないし、ただ鎧を着込んだ戦士でしかないのに「アステリア様が〜」「妖精たちが〜」とそれっぽいことを宣うことで周囲の者たちに不気味がられ、神官や妖精使いたちにやんわりと存在を拒絶され、容姿に惹かれた者も性別で落胆するため、他パーティに都合のいい盾役として呼ばれる時以外はひとりぼっちで過ごしている。

 ・今日も枕は涙で濡れている。


 ◆簡易紹介Ⅱ

 ・魔動機文明末期、子供たちに人気だった舞台劇シリーズの集大成となる作品の主役として製造される予定だったのが彼であり、予算度外視の高性能ジェネレーターが特注で造られるほど期待されていた。

 ・しかし年々過激になっていく残酷かつ性的な描写に対する保護者からの問い合わせやルーンフォークの人権を訴える団体の妨害、信仰している対象の教えを曲解されかねないという神殿からの苦情などにより大幅に開演・記録媒体の販売が遅れ続け、対応に追われる最中にあの〈大破局〉が発生。

 彼の同型機(各方面の権力者への“営業”のために先行生産されていた者たち)、過去シリーズの主役や悪役を演じた個性的なルーンフォーク達は全員前線送りとなり、散っていく。

 いつしか守るべき子供たちや制作者たちもいなくなり、幾つかのジェネレーターと物語の台本だけが劇団の本拠地に取り残され、時代の波に埋もれていった。

 ・そうして現代。発見されたジェネレーターから生み出された彼は、自身の意に反して口から飛び出す奇怪な言動(主に舞台劇のために強制的に刷り込まれていた造語や決め台詞などが原因)により周囲から疎まれ、孤立している。


 ◆解説

 魔法妖精アステリ☆マジカ、もといマルガリタ・ジッカは(数え間違いでなければ)6番目に作成したPCです。

 しゅんしゅんひよこさん(@Shunshun94)開催のキャンペーンシナリオ『クーナブラ島』にて筆者が使用していたPCであり、2020年12月06日から2022年04月24日まで繰り広げられた大冒険を共に過ごした、個人的に印象深いキャラでもあります。

 モチーフはお察しの通り魔法少女モノで、彼を生み出したジェネレーターは魔動機文明時代の舞台劇の主人公〈魔法妖精アステリ☆マジカ〉を演じる役者を生み出すために、予算度外視で特注されたものでした。

 そのジェネレーターが現代になって発見され、不慮の事故で生まれた名無しの役者は盾持ち1Hメイスファイターの冒険者となった……という感じです。


 章内の『偽妖精神の囁き(モチーフ解説)』の方でも解説させていただきますが、当PCは韓国産ソーシャルゲーム『Last Origin』に登場する『魔法少女マジカル☆モモ』という魔法少女を演じる役者型アンドロイドをリスペクトした、明確な元ネタのあるキャラクターです。

 『Last Origin』はレプリカントSF世界崩壊後を描くポストアポカリプス作品であり、登場する生体アンドロイドの『バイオロイド』はソードワールド2.5のルーンフォークと設定が似通っている部分があるため、筆者が作成するルーンフォークのPCのほとんどはそのオマージュやリスペクト、パロディとなっております。

 オススメです。


 それはさておき実卓の方はというと、キャンペーン初心者というのを差し引いてもビルド・RP共に中途半端な箇所が多く、反省の日々でした。正直、ひどい。

 前者は高防御・高命中・低火力で硬くはあれど《ガーディアン》を取得していない(!?)《かばう》持ち、1H盾ファイターではあれど『アウトロープロファイルブック』実装前に作成した冒険者キャラでヴァグランツ戦闘技能を使えない……とかなり苦しい状態でした。しかもルーンフォークですし。なんかドントレシア着てますし。その上でカーメンキャッパー握ってましたし……。

 

 ((※この時点で耐えられなくなってきた方は、こちらを読むよりもはやみさん(@hayami_trpg)の『【SW2.5】初心者向け ビルドの「考え方」』を読んだ方がしあわせになれるかと存じます……))


 後者に関しては、冗長気味かつpingに対してpongが遅い……つまり中の人の問題です。キャラ設定自体がまず、っていうのは本当にそうですね……。

 (※身内でない方と卓を囲む際、困ったちゃんを作成するのであれば報告・連絡・相談はしっかりしましょうね)


 そのくせ回を重ねる毎に設定やよくわからない小物の情報などが生み出され、その度にキャラシの説明が拡張されていく、悪循環のようなPCと化していました。

 このような存在とその生みの親であっても最後まで温かく見守ってくださり、また卓の外でも何かとお世話になっていた同卓の方々には頭が下がる一方でした。


 最後に。

 この『魔法☆妖精の章』では、マルガリタのキャラシに記入したキャラ紹介を始めとした様々な散文を公開しています。

 もし機会がありましたら、次のエピソードもご一読いただければ幸いです。


 ここまでお付き合いくださりありがとうございました。





 


 余談ですが、マルガリタが仲間と駆け抜けた『クーナブラ島』のセッションログがGMのしゅんしゅんひよこさん(@Shunshun94)のHPに掲載されています。

 また、そのログを元にしたリプレイ動画が同卓のPLにより投稿される予定です。

 おたのしみに。

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