アルフレイム大陸冒険者名鑑

蛮嶺槌の章 〜ミルヒ・ラッテ〜

蛮嶺槌の章の設定&解説のような、備忘録のような。




 ミルヒ・ラッテ。

 ぱっちりと開かれた翡翠の瞳に、オーロイーグルの濡れ羽のような睫毛。伝承の中で語られる《乳海》の如き髪は柔らかに波打ち、天使の輪を浮かばせる。幼気に、そしてどこか艶のある吐息を笑声に含ませ、莞爾とした笑みを浮かべるその顔は、天真爛漫にして妍姿艶質。深窓の令嬢のようでいて、御伽噺のおてんば姫のようでもある。

 ……そんな愛らしい顔は、彼女がミノタウロスのウィークリングであることすらも忘れさせてしまうだろう。諸人に融和をもたらす暖かな陽光が座するのは、戦神が生み出した“筋肉の質から違う”巨躯の頂いただきである。ついでに雄々しい角付きだ。

 ──アルフレイム名誉蛮族総覧より






 ◆経歴表&冒険に出た理由

 A-5-1 記憶がない

 B-4-1 人族の研究材料になっていた

 C-3-2 実は貴重な血統である

 理由   友達に勧められて


 ◆プロフィール

 年齢 : 16?(※1)

 身長 : 213cm

 体重 : マグノアブラウンミルク(※2)の瓶550本分

 髪の色:薄い黄色(クリームイエロー)

 瞳の色:翡翠色(ジェイドグリーン)

 肌の色:まるで雪のよう!


 (※1……キャラシでは曖昧にしていましたが、脳内では14歳と定めていました)

 (※2……〈マグノア草原国〉産の品種「マグノアブラウン」の牛乳。特産品)


 一人称: ミルヒ、ミー

 二人称: ユー、〜サン


 趣味 : 野に咲くオハナを髪にカザるのデス。

 クセ : 髪の毛をラウンドアラウンドしちゃいマスねー。

 好物 : おにくデス!!!!!!!!!!

 苦手 : ムシはちょっとニガテ……

 悩み : キュートな服が着れないのデスよ……


 ◆簡易紹介

 ・ミノタウロスのウィークリング。

 ・顔の端麗さは、遠いテラスティア大陸の美姫に喩えられる程だろう。天真爛漫さの中に時折艶かしさを感じさせるような顔である。

 ・そんな顔が、洗練された強靭さを感じさせる肉食獣の如き四肢に、官能的な曲線と彫刻のような肉体美を兼ね備えた胴体の上に載っているのである。別々の美の極致と美の極致を無理矢理継ぎ合わせたような容姿としか言い表せない。併せて身長213cm。

 ・更に野牛バイソンの角も生えているので、たちの悪い冗談のように感じてしまうかもしれない。

 ・それでいて性格は幼く純粋そのもので、目に映る様々な物事の中から価値を見出し、それを慈しむ事ができるし、楽しそうな雰囲気に惹かれ、我先にと飛び出してしまうような一面もある。そのおてんばさを湛えたまま、身の丈ほどもある重い武器を振るうのだ。

 ・話す言葉は少し発音がおかしく、理解できるようなできないような、どこか聞き覚えのある単語も頻繁に飛び出してくる。ミノタウロス語かなにかだろうか。


 ◆解説

 ミルヒ・ラッテは(数え間違いでなければ)4番目に作成したPCです。

 GMらぎさんによる、某有名狩猟ゲームとフリーソフトウェアの某和製ローグライクゲームをリスペクトした独自ルールを実装したキャンペーン『猫と嵐と竜の大地』にて使用していた2Hファイターで、相重なる諸事情で未完に終わったものの、思い出深いPCのひとりです。


 本来、キャンペーンの元ネタの片方であるローグライクゲームに登場する『巨大妹』のパロディキャラとなる筈だったのですが、気付けば似非アメリカンな筋肉娘になっていました。

 経歴表の貴重な血統というのも一応拾ってはいたのですが、それを失念していて全く活かせませんでした(背中に斧の刺青がある、という設定)。

 また、ギャグのつもりではなく真っ当にアンバランスなキャラとして設定しており、冒頭のフレーバーテキストや後述の『人物紹介』の通り(筆者にしては)非常に力の入った描写をしているのですが、他の方から見た時にどういう風に見えているかは気になるところではあります。


 実卓では、パーティ内では唯一の蛮族PCでありながら他PCとの仲は良好で、楽しげな冒険をしていました。

 長命種族の仲間をオジサマと呼び親しんだり、楽しそうだからと一緒に釣りをしたり。

 猫化したミアキスPCを頭に乗せてあちこちを歩き回ったり、花冠を作ったり、畑を耕したり。

 同じミノタウロスのウィークリングを家族に持つPCに「うちの子もこうなるのだろうか?」と心配されることも。

 あとは仲間の靴を……舐めていたのはPLでしたね?アルケミストを伸ばしてサポートしてくださる方には頭が下がるばかりでした。

 先制カードからのファスアクおいしかったです。


 最後に。

 この『蛮嶺槌の章』では、ミルヒのキャラシに記入した人物紹介などの散文を公開しています。

 もし機会がありましたら、次のエピソードもご一読いただければ幸いです。


 ここまでお付き合いくださりありがとうございました。


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