第23話
しばらく杉本先生と雑談に花を咲かせていると、気がつくとチャイムが鳴り始めた。
「おっ、時間だね〜。これから朝のHRだからそこで自己紹介しようか」
「分かりました」
「とてつもなく面白いの期待してるからな〜」
「いやいやいや、緊張で今も子鹿のように震えてる新入生に何やらそうとしてるんすか…」
「そんな軽口が返せる時点で大概だからネ」
2人で1Aの教室に向かう。
一年生の教室は最上階の4階らしく、毎日これを登り降りするとなると面倒臭さを感じてしまう。
エレベーターもあるのだが、これはあくまでも教員用らしい。
そして一分も経たずにとりあえず教室に着いた。
「じゃあ風間はここで待っててくれ。先生がではどうぞ!って言ったら入ってくるんだぞ」
「なんなんですか、そのバラエティでゲストが入場するときみたいな掛け声は……」
杉本先生はスタスタと教室に入っていってしまった。
はぁ、さっきは面白いのとか言われたが急に振られてもそんなのは無理だろう。
ただでさえ俺は転入生。
クラスではおそらく仲のいいグループなどが形成されてしまっている。
そんな中に自己紹介で失敗してしまい、痛いヤツ判定されようものならこれから一年ぼっちで過ごすことになりかねない。
俺の輝かしい高校生活、それはここからまた新たに始まるのだ!!!!!
そしてそんなことを考えていると
「それではどうぞ!」
と中から声が聞こえてきた。
本当にそれで呼ぶんかい……。
とはいえここで入らない訳にはいかない。
俺は覚悟を決めて教室のドアに手をかけた。
✳︎更新かなり間が空いてしまい申し訳ありません。
現在自分は大学生なのですが、サークル、ゼミの選定や面接など忙しいことが重なってしまっていました。
それに加えてブルアカなる闇のゲームに手を出した挙句、案の定沼にハマったり、元からやってた原神で可愛さのあまりニィロウちゃん完凸させたりとか色々やってました。
今後も更新は頑張りますが、時間がいくらあっても足りないので遅くなったら申し訳ないです🙇♂️
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます