第68話 傷
私は心身ともに傷がある。
心の傷は現在も治らず、目処がたたない。
身体の傷は、両親しか知らない。
笑えるエピソードとなってはいるが、傷のせいで身体見られて振られることもあった。
小学生の時、家族で海水浴に行き、ルンルンでスキップしながら歩いていたらテトラポッドの隙間にマリオのように落ちていったのだ。
その時、大量出血で両親に引きずり出してもらい、そのまま救急へ。
その痕は大人になった今でも消えない。
日常生活で見られるような場所ではないが、男女の関係になると絶対に見えてしまう。
その時に相手に気を使われたり引かれてしまうと、この人はもう無理だと思ってしまう。
今でも傷跡がたまにかゆくなったりすることがある。
かけばかくほど傷は強調されるのが分かっているのに、それでもかいてしまう。
心の傷は、身体の傷のように痕に残らない分、周りの理解も得られない。
ただ一人、暗闇の中で生きているような気持ちになり落ち込む。
いじめた側は、「たかがこれくらい。」なんて思っていたりするらしい。
そのたかが、で人生狂ったんですけど。
階段から突き落とされて、全身あざだらけだったこともあるんですけど。
プールの練習していたら、上から頭を押さえられて窒息寸前になって今でもプールは怖くて行けないんですけど。
私を見ながら「死ね」と連呼されたせいで、今でも他人の視線が怖くて胸張って堂々と生活できないんですけど。
体育倉庫や更衣室に、下着姿で閉じ込められたこともありましたね。それのせいで閉所恐怖症と下着姿が怖いため、温泉や公共施設が怖いんですよ。
加害者の親御さんは市役所の職員や役職の肩書のある人、色んな人がいましたね。
私は今でも市役所には一人で行けません。大の大人が、1人で市役所に入ると過呼吸になるんですよ。
ここで個人を特定できるような情報は出しません。
でももし私が、大学や様々な機会があって体験談を堂々と語れることがあったら、名前出しますから。
親の職場も。
人を呪わば穴二つ。
人生狂わせたあんたらのことを許すわけないじゃないですか。
教師に強制的に書かされた反省文は自宅に持ち帰ってその日のうちにコピーを取っていつでも配布できるようにしてありますよ。
大人が同じことをしたら、確実に牢屋入りのようなことをしておいて、あなたたちは聖職と呼ばれる教師になられるそうで。
何を教えるのかしら、バレないいじめの仕方ですか?
それとも、洗脳の方法ですか?
脅迫の仕方、暴行のやり方、教師の手なずけ方ですか?
ぜひ教えていただきたい。
地獄に落ちたってかまわない。
いじめたやつらが一人残らず地獄に落ちたらそれでいい。
一緒に地獄を楽しめる日まで。
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