第4話 ピアノ試験 延期

朝から熱あり身体は痛み歩く姿は妖怪ババアの私は、2限からオンライン授業があったため、熱さまシートを貼ったまま受けた


対面でピアノの実技試験がある授業で、今日がオンライン最後の日だった


死に物狂いで画面にかじりつき、如何に楽に単位を取れるか考えながら、早く休みたいと願っていた


腎臓は痛みでちくちくし、熱で頭はぼーっとしている


「はいー今日はこれで講義終わりでーす」


私は即チャットで先生に連絡をし、個人的にオンラインで話ができるようにしてもらった


ビデオもマイクも当然オンである


先生の第一声に驚いた


「ちょっと!?熱あるの!?死にそう!?大丈夫!?」


大丈夫じゃねえわ…単位のために出たんだわ…


「アッあの…実は…38.0度ありまして、腎臓が腫れてて(以下略)」


先生の顔から笑顔が消え、私は作り笑いをした


「試験、なんとか再来週にしてもらえませんか?」


「試験もレポートも再来週にするから!寝て!!早く寝て!!もう!!心配!!」


さながら母親のようだった


「ありがとうございます…」


私はオンライン授業を終え、布団に戻った


お昼ご飯を食べないと抗生物質は飲めないな…どうしよう…と悩み、私は残りの気力を全集中させ、スーパーに行った


帰宅後、ぺ○ングやきそばと中華丼とスープ2杯を平らげ、嘔吐した


私は過食嘔吐が癖であるが故に、抗生物質を飲む前に過食をして嘔吐をし、満足してから薬を飲む、というルーティンなのである


とはいえ、痩せるためが目的ではないため、完吐きした後は小腹が空く


コンビニのメロンパンを食べて、薬を飲み、布団に戻った


起きると熱は上がり、身体は痛み、自分自身にキレそうだった


しかし、緊急外来に行ってからお風呂に入っていないため、変な感じがして、ほとんどない余力を使ってシャワーを浴びた


(ユニットバス、狭い、湯船に浸かることはできない)


ああ…夜も抗生物質飲まなきゃ…

そう思い、私は栄養たっぷりのすき焼き(豚肉)を作った


3分の2を食べ、嘔吐し、締めのうどんを入れ、嘔吐し、胃は綺麗になった


お昼同様、小腹は空く


ランチパ○クを2袋とアロエのヨーグルトを食べ、抗生物質を飲み、布団に入った


今も熱はあり、身体は痛い


腎臓、治らなかったら塩分とりまくるぞクソが


今年亡くなった大好きなおじいちゃんが夢の中で、私を助けてくれた


「まだこっちにきたらだめだ」


どうしても無理なら行かせてもらうからね、とおじいちゃんに心の中で連絡をした


ああ、喉乾くなクソ


トイレ行きたくなりすぎだろクソ


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