遠藤 円

私の本気で初めて叶えたいと思った夢は

中学の部活の大会で県大会に出る事だった。


先輩が県の大会に出場が決まった時嬉しいそうに

泣いてるのを見てとても凄い事の様に思えて自分も

出てみたいと思ったのを今でも鮮明に覚えている。


それまで真面目に部活に出てなかった自分は

部内で一番下手だったそれからあらゆる時間を削って練習に当てたその甲斐もあって自分も

県の大会に出場が決まった。


嬉しかった……


がそれ以上でもそれ以下でもなかった

夢を叶えてからは何をすれば良いか分からなかった。


受験生でもあったから一応勉強はしたが

正直あまりやる気にはなれなかった

受験は見事に第一志望には受からなかったが

滑り留めの高校に決まった。


卒業式の日

皆が泣いていて

自分は泣けなかった

部活には思い入れがあったが

中学生活には特に思い入れもなく過ごしてきたので

その時自分が夢の為に捨てた物はとても大事で

捨ててはいけなかった気がした

高校生になったら青春を謳歌しようと思った。


高校の時の夢は彼女を作る事だった

高校一年生の夏休み前には彼女が出来た

出来た時は本当に嬉しかったが

夏休みが明けた後別れてしまった。


この後も美容師になる夢を叶える為専門に行き美容師になりこの他にも色々あるのだが……


「あなたは自分の夢を叶えた事はありますか?」


私は夢は叶えるものではなく見る物だと思いました


それではおやすみなさい……

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遠藤 円 @koneko0417

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