第7話 恋歌⑦

「恋歌⑦」


君と出会って3年目

君と出かけて4ヶ月

いつでもどこに出かけても

心ときめく今もなお


桜の卯月ぎこちなく

それでも会いたい週末に

食事に映画に夜景見て

君を送った春の宵


皐月の蛍の夕べには

人混みの中手をつなぎ

淡い光を追いかけた

まるで僕らの夢のよう


雨の水無月 雨ばかり

フロントガラスを濡らす雨

君を送って家の前

なかなかさよなら言えなくて


長月 梅雨明け 海の色

漁り火 潮風 波の音 

夜の海辺で寄り添って

朝まで話した夏の夜


葉月は灼熱 夏休み

一緒に過ごした阿蘇の旅

夕立 朝もや 蝉時雨

夏の終わりの盆祭り


こんなにときめく時間

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