第30話 恋人が家に来るって良いよね?



和「ただいま〜。」


澪「お、お邪魔しますッ。」


 俺と少し緊張が残っている澪さんは汐入家に入った


 今更なんだが、部屋とか汚くしてないよな?


 昨日掃除したはずだよな?



 、、、、多分大丈夫なはず




母「いらっしゃい。 あなたが和樹の彼女さんね。」


澪「はっ、はい。 三条澪と申します。」


母「、、、、ごめんなさい、先に謝っておくわ。 初めはあなたのことを疑っていたの。 付き合い始めてからの展開が早すぎて、何か騙されてるんじゃないかって。」


 まぁ正しい反応だよな


 相手が澪さんっていう美人さんだからこんなにも異常な展開なわけで


母「正直、まだあなたのことを少し疑っているわ。 あの和樹がこんなにも可愛い子を掴まえられるはず無いもの。」


 おい、母さん


 息子をもっと期待してくれよ


 まぁ事実だったけどさ



澪「そ、そんなことないです! 和樹くんはとっても良いところがあって、優しいですし、私のことを気遣ってくれますし、それに運動も勉強もできますし、カッコいいです!」


 、、、、、ちょっとまって心落ち着かせるからやばい嬉しすぎる澪さんが俺のことをよく見てくれていてあと必死に伝えてるところも可愛すぎるっーー






 母さんは少し驚いた顔をして笑いながら言った


母「ふふ、そう、和樹のことをよく見てくれているのね。 あなたに興味が湧いたわ。 少し二人で話しましょう。」


 え? いきなり二人きりにさせるのは澪さん的にどうなんだ?


澪「、、、はい。」


和「大丈夫? 澪さん。」


澪「せっかく二人で話したいと提案されているのに、断るわけには行きません。 ここでお母様からの信頼を得ておかないと。」


母「そうよ和樹。 それにあんた部屋の中片付けてないでしょ早く片付けなさい。」


 やっべぇやっぱ片付けてなかったか


和「サンキュー母さん。 それじゃ、澪さん。 気をつけてね。」


母「私と話すことに何を気をつける必要があるのよ、、、」


澪「ありがとうございます。 絶対にお母様を納得させてみせますね。」


 そう言って二人はリビングへ向かい、俺一人が残された



和「、、、部屋の片付けするか、、、」


 俺も自分の部屋に向かった


 見られて困るものは置いてないけど、汚い部屋を彼女に見られるのは普通に恥ずかしすぎる


 あ、でも澪さんなら呆れながらもしっかり片付けてくれるんだろうなぁ

















ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


<By GameMan>


 次回、初の澪視点です


 澪が和樹のことをどんなふうに思っているのか、そして汐入家に父が現れない理由など、色々なことを明かしていく予定です


 視点が変わるので、サブタイトルは『〜話 澪視点①』といったふうにしてみます


 少し変わった『ネガな男子のラブコメ』を楽しんでいただけたら幸いです



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