ネガティブ男子な俺、萎えてたら元気づけられた上に清楚な美人に告白された件（旧題：ネガな男子のラブコメ）

第17話 身の危険を感じることってあるよね？

　菊はスッと表情をなくした

菊「それは、、、和樹からじゃないよね。　和樹は鈍感だし、このことに気づくはずかない。」

　指摘をされて、言葉を失った

　こいつ、、、鋭すぎだろ

和「あぁ。　これは澪さんにアドバイスされたことだ。」

　菊は納得したのか、少し表情を和らげた

菊「そうか、、、三条さんが、、、。　私の気持ちに気づいていたのか、、、これはやられたね。　鳶に油揚げをさらわれた気分だよ、、、」

　ゆっくりつぶやき始めた

菊「そうだね、、、和樹は三条さんと付き合っているみたいだし、、、もう、我慢しなくて良いのかな。　ねぇ和樹。」

和「お、おぅ。　どうしたんだ？」

　覚悟を決めたような顔で、俺を見ていた

菊「私は和樹が好きだよ、、、、、付き合ってくれないかな。」

　、、、、、、雷に打たれたような気分だ

　菊が俺のことを？

　好きだって？

　こんな俺のことを？

　幼馴染で、友達だと思っていた相手から告白されて、戸惑わないわけがない

　でも、まず言わないといけないことがある

和「ごめん、、、俺、彼女がいるんだ。　だから付き合えない、、、でも、これからも友達としていてほしい、、、」

　俺はこれぐらいのことしか言えない

　でも、俺なりの言葉を伝えたつもりだ

菊「そうか、、、和樹はひどいね。　振られた相手と友達を続けてほしいなんて。」

和「あぁ。　俺と友達でいるのは辛いと思う。　それでも、俺は菊と友達でいたい。」

菊「そんなにはっきり言うんだね、、、そこも惚れた理由かな。　わかったよ、友達でいてあげる。」

　おい、真面目なシーンで照れさすな

菊「あれ？　和樹顔真っ赤だよ？　澪さんに言われるかもしれないんだから、慣れなてもらわないと困っちゃうな。」

和「うっ、うるさい！　澪さんにそんな事言われたら、、、」

　澪さんにそんな事言われたら、悶絶してしまう

菊「うわぁ、めっちゃ落とされてるじゃないか。」

和「だからっ、、、もう良いよ。」

菊「でも、いきなり誰かに食べられないように気をつけてね？　、、、私とか。」

　菊がぺろりと唇を舐める

　こっ、これは、身の危険を感じるッ！

和「じ、じゃあ、話も終わったし、俺は帰るわ。」

　急いでこの場を離れｎ『待ちなよ。』

菊「振られた女子を放っておいたまま帰るのかい？　あー寂しいなぁ。　誰か慰めてくれないかなぁ。」

　、、、菊がチラチラ此方を見てくる

和「わ、悪いがそれは誰か別の人に、、、」

　途端、菊がものすごい速度で腕の袖を掴んだ

　目がギラついているのは気のせいじゃないよなぁ

菊「私を振ったんだろう？　それくらいしてくれよ、かーずーきーくんっ♡」

　そういながら俺を押し倒し、上に乗ってくる

　だっ、誰か助けて！

　『ガチャ』

澪「何を、、、しているんですか？」