第5話 美人が話しやすいっていうギャップも良いよね?
澪「あの、汐入さん。 とりあえず座るところを探しませんか?」
和「そ、そうですよね。 あ! あそこのベンチなんか良いんじゃないですか?」
俺が会いに来たのに早速フォローされてしまった、、、
やっぱり俺なんかじゃ無理なのかな、、、
澪「それで、話の続きなんですけれど、」
和「はっ、ハイ!」
澪「、、、あの、汐入さんって何か遠慮していませんか?」
和「いっ、いえ! その、、、」
恥ずかしい、、、
フォローされるだけじゃなくて緊張してるのがバレた、、、
こんな俺じゃあ初めから無理だったんだよな、、、
会おうとした動機も適当だし、、、
空っぽな俺なんかが望んだらだめだよな、、、
やっぱり俺jy「気を使っていただかなくても構いませんよ?」
、、、え?
澪「先程話しただけでも汐入さんが優しい方というのは分かりましたし、話していてとても楽しかったです。 なので気を使う必要はありません。 むしろ自然体で話してほしいです。」
、、、泣きそう
良いところを心から話してくれているのだと、分かる
こんな、こんな優しい人がいるなんて、、、
和「す、すみません。 あの、ありがとうございます。 とても元気が出ました。」
澪「なら良かった! 汐入さんがつらそうな顔をしていたので、元気を出してくれたなら幸いです。」
あぁ、この温かい感情は、、、
澪「そうです! お互いに名前で呼び合いませんか? そのほうがもっと親しくなれると思うんです。」
この満たされるような、けれど胸が苦しくなるような感情は、、、
澪「いきなりですけれど、これからも宜しくおねがいします、和樹さん。」
これが、恋するっていう感情なのかな
こんな俺じゃ、やっぱり釣り合わないかもしれないけれど
三条さんが眩しすぎて暗くなってしまうけれど
できるならもっと、もっとこの感情の先を
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