第4話 美人にあったら緊張しちゃうよね?




 菊に取り次ぎを頼み、いざ3組へ



和「ヤバい。 超緊張してきた。」


菊「いまさら何を言っているのさ。」


 だっていきなり俺なんかじゃ釣り合わないような美人に話しかけに行くんだぞ?


 見てくれこの足の震えを


 西野◯ナもびっくりだ


 『会いたくて、会いたくて震える〜』



菊「待ってても向こうは来ないぞ。 ほら、さっさと歩く!」


和「っちょ! いきなり押す、な、、、」




 あ、ありのまま今起こったことを説明するぜ!


 俺は幼馴染の黒田菊と、三条澪さんに会いに行っていた


 するといきなり菊に押されて、目線を上げたら、、、


 三条さんが目の前に立っていた!


 これは幻覚なんかじゃねぇ、、もっと恐ろしいものの片鱗を見たぜ、、、







 じゃない!!!


 は? は? え?


 お、落ち着け汐入和樹!


 こんな時は素数を数えるんだ、、、


 スイマセンぜんぜん冷静になれませんでした。



澪「あら! 菊さんじゃないですか。 そちらの男の子は?」


菊「えーーっと、このフリーズしてるのは汐入和樹。 ラノベ結構読むから、澪と話してみたいんだって。」


 そ、そうだ!


 俺は三条さんとカノjy、、じゃない仲良くなりに来たんだ!


和「どうも、はじめまして。 汐入和樹といいます。 隣の菊に三条さんがライトノベルを読むと聞いたので、ぜひ話してみたいと思い、馳せ参じました。」


菊「なんだいその喋り方。」


和「うるさい! 目の前にいきなり美人が現れたら普通驚くだろ!」


澪「あら! 汐入さんはお世辞が上手いのね。」


 いや、お世辞じゃないんですけど、、、



 整った顔立ち、さらりと流れる髪


 立てば芍薬座れば牡丹、歩く姿はなんとやら、だ


 改めて自分は誰にもふさわしくないのだと思わされ、ネガティブになりかけた


和「あの。 三条さんはラノベ結構読むと聞いたんですが、、、」


澪「えぇ。 特に異世界ラブコメが好きですね。 汐入さんもかなり読むんですか?」


 よし! なんとか持ち直したぞ


和「はい。 今は・・・・っていう作品にハマってて。」


澪「あぁ! それなら私も読みましたよ。 恋人が破天荒な主人公をを毎度フォローしようとする姿がおもしろいですよね。」


和「はい! 僕は特にこのシーンが・・・・・」


菊「なんだ。 ちゃんと話せるんじゃないか。 それじゃあ、私はもうお役御免かな。 あとは若いお二人でごゆっくり!」


和「あっちょっと菊!?」


 菊が行ってしまった


 あれ、これって二人きりじゃね?




 ヤベェ


 俺なんかがこの状態から和めるのか?


 急に不安になってきた件について









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