色んな女の子とヤリまくろう
好きな女の子に振られた。完全に振られた。三年半の片思いだった。
悲しさとか寂しさとか悔しさとか切なさとか怒りとかは感じない。薬が効いてるから。むしろすっきりした気持ちだ。ああようやく自分の気持ちから完全に自由になれる!
自由になった僕は小説を書く。取材をする。インタビューをする。セックスをする。すっきりする。
いやーこれまでの我慢ってなんだったんだろう、とか思わない。だって三年半の自制を続けることができたのは僕の勝利だから。
それにしても、あはは、笑える。君が遊んでる男と僕はヤったことあるよ。ペッティングまでやけど。僕バイやから。
カミングアウトまでしてとてもいい気分だ。薬を飲んでることまで小説内で言ってしまった。僕の小説は自由だ。これから薬を食べて生き延びている僕の数千万の仲間たちのために物語を綴ることができる。素晴らしい。
毎日友達と通話する。友達と話すのが楽しい。躁なのかな。そうであったとしても。
魂 soul より弾けるもの、いっぱいあるの、文章読めばわかるやろ! 文学としか言いようがないし、書き続けて必ず認めさせてやる。何に? 文壇ではない。世界にだ!
愛 lavu よりほどけるもの、僕の心にあるし、どうせ見えないやろ。さわれないやろ。でも誰にだってあるからな、僕は知ってる、星とか穴とか、犬、花。
壊れていく文章。回を増すごとに増えていく設定。インタビュー繰り返すと抱えてしまう他人の人生。来いよ。なんだって背負ってやる。お前らが書かないから、僕が書く。
色んな女の子とヤリまくろう。男はどうでもいい。
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