人に言えない

──実際に動画や記事などを拝見いたしますと、重めの恋愛談について軽妙な語り口で応えている姿が魅力的です。

「軽妙ね笑。よく言われます」

──恋愛について話す時に気を付けていることはありますか?

「どうですかねー。もうなんでも広くやるってのがスタンスなので、あはは、あんまないかもしれませんね。でもあれですね、人を傷つけない笑いと言いますか、炎上しない、不快な気持ちにさせないの二つはかなり徹底してると思います。時代が変わっても通用するかはわかりませんけど笑」

──大事ですね笑。

「あとはまあ、一瞬で消費してもらえる軽さに仕上げるのが大事ですね。その場で一瞬笑ってもらえればもうそれで十分なんでとにかく軽く軽く。だからと言いますか自分の代表作ってないんですよね。もぉー全部うすーくしてるので。バズりはものによって違いますけど。まあ運なんで」

──なるほど。消費して「もらっている」というスタンスがさすがだと思います。いま代表作の話がでましたが、ご自身が編者として読者から恋愛談を募集して作られた『変な恋』は近年の恋愛本の中でも上位の売り上げを叩き出しました。『変な恋』の出版前後で変わったことはありますか?

「おかげさまでこれまで知られていなかった人たちにも名前を知ってもらえて。ええ、ありがたかったですほんとに。やっぱり書店っていうのは今の時代もおっきいチャンネルなんだなと。変わったことですか? フォロワーのみなさんとのやりとりとかは特に変わりないんですが、自分の内面の方で「こういう書き方でいいんだろうか?」という疑問は生まれるようになりましたね文章書く時とか。軽く薄くがモットーですが、やっぱり横のものを縦書きに直して文章出すとなると色々考えないといけないことも多くて、だいぶ書く姿勢は変わったなと思います」

──TwitterとYouTubeに顔出しを始めてから三年間、フォロワーからエピソードを募集して行なうリアクション動画を続けてこられています。表に出せないネタや扱いに困ったものはどれぐらいありますか?

「いやーいっぱいありますよ。えへへへへ、あのー、反社と言いますか、あっち方向は扱わないです笑笑。いっぱいくるんです笑笑。とにかくコンプラですね。表に出せない色恋というのは世の中に多すぎる! おれはいずれまた本を書こうと思ってるんですよ。今度はフィクションを」

──タイトルは『人に言えない』で笑。

「あはは、へぼさんも恋愛小説ですもんね。また色々教えてください笑」


 この後、表に出せない話をたくさん聞いたが、表に出せないのでここには書けない。また直接聞いてください。

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