インタビューのお願い

 私はインターネットに書き込む。

「ここで読者の皆さまにお願いがあります。この度、この恋愛小説にテコ入れを図るべく、恋愛観についてのインタビューを受けてくださる方を募集いたします。インタビューを受ける方(以下、インタビュイーと呼びます)はこのツイートにいいねをしていただくか、DMをyoheitaboまでお送り下さい。yoheitaboとお話ししたことがない方でも大丈夫です。インタビューのルールを説明します。インタビュイーが話したくないことは話さない、録音はしないけどメモは取る、ここで聞いた内容は口外しないけれど小説に反映することがある、の三点です。特に注意が必要な点は、性にまつわる事項で、ご用意いたします質問にはインタビュイーのセクシュアリティに関するものが含まれています。インタビューの初めに質問のテンプレートをお渡ししますので、NG質問をご確認の上、その旨をお伝えいただければ幸いです。また、一対一での聞き取りが不安だという方に対してはアシスタント(シスヘテ男性・女性のどちらか)をつけて一対二でのインタビューをすることが可能です。ルールは以上になります。次に募集対象者についてですが、恋愛経験豊富な方だけではなく、経験がない、または浅いと自認される方からも、これまでの生い立ちや交友関係、さらに自分の『推し』の話などを深く掘り下げさせていただければと思います。最後になりますが、このインタビューの目的について再びご説明いたしますと、まず小説を書く上での刺激が欲しいという小さな目標があり、次に恋愛小説を書くためには色々な人から恋愛談や恋愛未経験談を聞いた方がよかろうという中ぐらいな目標があり、最後に小説執筆という体裁を取ってもうめちゃくちゃなことをしでかしてやろうという大きな野望があります。おわかりですか? 私は恋愛ではなく小説に狂っています(恋愛に狂っている人はわざわざ恋愛小説を書いて発表したりしない普通は)。いっしょにもうめちゃくちゃになりましょう」

 書き込みを終える。

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