第2話
過去の自分は少なくとも今よりずっと、生きている心地がしていた
当たり前に友達がいて、その人は間違いなく友達だと確信できた
ひとりじゃないと知っていた
今は?
知り合い以上に踏み込むのがこわい
またわたしは人として扱われない
言葉は無いものとして、誰かへの優しさは無碍にされ、またボロ雑巾みたいにそこらに放置されるのでしょう?知ってる
せめて苦しんだ痕跡ぐらいそこで異臭を放っていてもいいから
わたしはわたしのステルスを散りばめて
キラキラ輝くの
綺麗な跡 おちば @ochiba_2
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