第24話

こんなことがあった翌朝。

俺の住むボロアパートの前に黒塗りの高級車が鎮座ましましていて、俺は石化していた。

後部座席のドアが突如として開き、

中からお嬢様である氷室さんが出てきた。

そしていうことには。


「山吹くん。昨日はどうも有難う!!

ね、一緒に学校行こ?ほら、うちらカレカノになったんだし??」


「いやその...」


ドギマギしてると、俺は彼女に右手首を掴まれ、車の中へと連行された。


運転席には白髪頭の執事と思しき男性がいて。


「お嬢様、遂に彼氏ができたんですね...!

漸く心許せる男の子と知り合えたんですね!」


「そーなの!!恥ずかしいお願いもちゃんと聞いてくれて、すっごい優しい彼氏なんだよ!!」


俺、もうなんか、彼氏にされてる件。


こうして。

まさかの俺に美少女お嬢様の彼女ができたのでした!

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「オッパイ揉みたいー!!」と屋上で叫んだら、ブラジャー付けてない氷の令嬢(お嬢様)に、交換条件を出された件。 「いいよ。お願いがあるの...」 雲川はるさめ @yukibounokeitai

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