第7話 お姫様だっこ

 ボクはバックから回り遠慮なく、お姫様だっこをした。


「キャァ……ッ!!」マリアは小さく悲鳴を上げた。



「フッフフ、さァ……、お姫様!!

 ベッドまで運びますよ!!」

 ボクは、軽々と彼女を寝室のベッドへ運んだ。

 お姫様だっこをしたのは新婚以来だろうか。


 いや、二年目の結婚記念日にもやったような気がする。

 どちらにしても、かなり久しぶりだ。



「な、なァに……、急に」

 マリアは怖いのか、ボクにギュッと



「お医者さんには過激な運転は控えてッて、言われたけど、適度な運動なら歓迎だって言われてねェ……(. ❛ ᴗ ❛.)!!」

 ボクは出来る限り優しく彼女をベッドへ置いた。




「えェ……?」

 

 









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