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カメラを持ち始めたのはいつからだろうか。

結構、最近。

写真で世界が変わるなんて眉唾。

変わらないよ。

めっさごくたまに変わるけどね。

それに縋りついて傷つくなんて馬鹿げているね。

『馬鹿げていないよ。』

秋は見上げた。

定の目は秋を見つめている。

過去の回想。

自分自身の言葉は嘘。

紛い物であると思い込もうとする。

信じなければ始まらないのか。

撮影を強めていく。

(貴方の真実、生きている風を切り取りたい。)

偶然を取り上げる為に僕は傷つく。

リアリティはいつも。

雨が降っている。

抽象的。

混ざり合う。

雨で全てが。

何もかも理解できない。

そして秋は生きている。

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