「自分の小説のどこをどう直したらいいかみんなで意見交換してみようpart2」企画参加ありがとうございます。ここまで読みました。
いやあ、独特な世界観設定の語り方について勉強になりました。
1)どこまですんなり読めたか
情報不足のために引っ掛かるところが数か所ありつつも、ここまではすんなりと。区切り方が上手いですね。さほどストレスを感じることなく読めました。
2)どうしたらいい感じになりそうか
独特な世界観でありながら、設定の情報が押しつけがましくないのでお話が凄く分かり易い一方で、幾つかの情報があまりに唐突過ぎると感じました。
・主人公が強くなりたい理由。
「捕らえられて危うく売られそうになった」から、というのはともかく、「コンプレックスを抱えている」という動機の裏付けが弱くていまいちどの程度の強度の想いなのか、そもそも何故そんなコンプレックスを抱えているのか、前段にも後段にも情報がないためいまいち伝わりづらい
・主人公の父を殺した
同じく唐突過ぎる上に、「父親が死んだことを知らない状態で」「得体の知れない忍びから稽古を受けるという名目で一緒に数日間を共にしている」わけですよね。
とすると父を案じているはずの娘さんは父とは別居状態または数日間家を空けてるのが当たり前の状態なのか・・・というか、いまいち忍びと出会うまでの主人公の生活感が分からず。どうやって生計を立ててどんな家でどんな一日を過ごしているのか、等など(全て書く必要はありませんが)
3)作品の強みと弱みは
冒頭から助っ人の忍びに助けられる、そして世界に魔法があるという設定を開示するくだりはすごくいい。押しつけがましくなくすっと入ってきます。主人公と忍びの人が仲睦まじいのも良いし、主人公が事あるごとに驚くことで「この世界の一般人の常識はこんなものか」というのもつかめます。グッド。
一方で、目的と動機、すなわち「主人公や忍が何をゴールとして、どうやって達成したいのか?」が漠然としているように感じました。強くなりたいとはどの程度なのか。一方で、忍びさんはどの程度の忙しさの中で主人公の願いを聞いているのか。主人公に対する後ろめたさや罪悪感を動機とするとして、その動機はいつまで続くのか。ずっとつきあうつもりなのか。などなど。
忍「〇〇という技を教える。強くなるだけならそれで十分だろう」などのマイルストーン的な目標があると、取りあえずどこを目指しているのかが分かり易くなって良いかと思いました。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
また丁寧にお読みいただき、改善等のご意見をいただけて大変嬉しいです!
長編の物語を書くなかで情報の開示具合等悩むところばかりで、貴重なご意見をいただけたので改めて見つめ直したいと思います! ありがとうございました!
企画からきました。以前からは大分改稿されているのですね。
率直な感想としては、忍びの会話が説明文に感じました。また、農民の女の子相手にするには少し言葉が難しく、饒舌な忍にも感じます。会話文を減らし説明文に変えた方が、世界観には合うような気がしました。
以前の設定が頭に残っているので、違っていましたら流して下さい。
作者からの返信
企画へご参加いただきありがとうございます!
改稿前のものもご覧くださってましたね! ありがとうございます!
ご指摘の点ですが、赤髪の忍の話し方なんかはあえての部分でもあったのですが、再考が必要だと感じさせられました!
色んなご意見を経て改稿したつもりですが、正直なところあまりしっくり来ておらず、もう一回直したいなと思っておりますので、貴重なご意見をありがとうございます!