第6話  sideエグモンド

 愛し合う僕達三人の新たな生活がスタートした。


 

 ガラス細工のお人形の様に美しいヤスミーンと同じ華奢でも儚げで可愛らしい二つのふわふわむっちりメロンを持つエリーゼ。


 ああ僕って男は何処まで幸せなのだろう。


 この世に二つとない至上の宝を手に入れ……いや二つではないな。

 僕に相応しい高貴なる地位と莫大な財力そして美しい彼女達。


 確かに最初は正妻とは言えどもだ。

 ガラス細工のヤスミーンは見た目的には少しでも触れれば一瞬で壊れてしまいそうだから暫くの間は愛でるだけに留めておこうか。


 ああそうだな。

 幾ら病弱とは言えどもその点エリーゼの身体はとても甘く柔らかだ。

 エリーゼの身体で十分技を磨きに磨いた後はだ。

 ヤスミーンの繊細な身体を壊さないよう細心の注意を払って彼女を名実共に僕の妻とするのだ。


 まあ最初に愛人で慣らすと言うのは少し……でもだからと言って外部の者に知られる訳でもない。

 そうこの屋敷内、然も僕三人だけの秘密にすればいい。


 使用人?


 あああいつらは所詮金で雇われているだけに過ぎないだろう。

 給金を払ってやっているのだから屋敷内の秘め事を外へ漏らす筈はない。

 ぐふふ、それで以ってヤスミーンが俺の磨きに磨いた技で陥落した後はだ。

 美女二人を僕の一物でたっぷりと可愛がってやるのさ。


 毎日毎晩ひぃひぃ喘がせてやる。

 ああガラス細工のお人形が悦楽堕ちの果てに愉悦で顔を歪める様はきっと堪らないだろうね。


 大きなメロンの中に顔を埋めるのもいいが時には可愛らしい桃へ顔を埋めてもみたい。


 全く僕って男はとんだ罪作りな男だよ。

 二人の女性から永遠に愛されるのだからね。

 だがここで僕はある事に気が付いたのだ。

 そう三人の新生活が始まって早ひと月経とうとしている。

 本来の目的通りならば引っ越当日よりエリーゼをひぃひぃと毎晩喘がせている筈だった。


 これまでの様に軽いボディータッチではなくだ。

 勿論服越しでもなく直接あの柔らかくて弾力のあるメロンへむしゃぶりついている筈だった。


 しかし何故なのだろうか。

 買い物やお強請りの時は気持ちがいいくらい……はっきり言って僕の息子が思わず飛び起きそうになるくらいにあのメロンなおっぱいを僕の腕へと擦り付ければだ。

 エリーゼの甘い体臭が僕の鼻腔を擽り瞬時にして脳内の隅々へ甘い痺れが広がると言うのにだよ。

 用事が終わればはいさようならって言う具合にエリーゼはパっと僕から離れてしまうんだ。

 目くるめく愛を交わし合えるだろう寝室まで後もう少し――――と言う所で何故か何時も不発に終わってしまう。


 最初はいや、今までは偶然かなって思っていた。

 まあ普通にほぼ毎日一緒に過ごしているから幸せかと問われればきっと幸せなのだろう。

 でも僕の思い描いていた幸せとは少し?


 うーん多少かな。


 ほんの少し違うからこそ僕は寝る前に何時も浴室の排水へと、多少空しさを感じつつも欲望を注いでいる――――っておい違うだろうが!!


 穴は穴でも排水溝の穴は違うし出来れば排水溝より卒業したい!!


 全くこれだから俺は今もなのだろうが!!



 そうこの結婚前に何としてもエリーゼで童〇を卒業してやるんだ。

 その為ならばエリーゼのお願いを何でも聞いてやろう。


 ドレスや宝石?


 そんなもの幾らでも買ってやるさ。

 俺は後もう少しで本物の公爵様になるのだからな。

 公爵となれば俺に文句何て誰にも言わせやしない。

 俺は誰よりも偉いんだ。


 あーはっははは俺は天下の公爵様だぞおおおおおお。


 

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