紙切れ
「准、私は他のところでいろいろと調べることがあるからなにかあったら、電話して」
アイリスは准に伝えると
「わかった」
と准は言って学校に行った。
「おはよう、准」
「おう、おはよう八雲」
席に着くと、授業が始まった。
(今日もだるいな)
准は心の中で言っていた。とその時。
外から放送が聞こえてきた。
『緊急【ヒューマロイド】注意報』と。
クラスのみんなは急いで地下シェルターに逃げようとする。
(俺は戦わなきゃ・・・アイリスのために、お父さんのために)
「ちょっと永瀬くん!」
先生の言葉を無視して准は全速力で校舎を抜け出す。
その途中でアイリスにも電話をかけた。
「アイリス【ヒューマロイド】が来た」
『今向かってるところ』
念の為、アイリスに連絡をして、グラウンドに出ると、もうそこまで来てる。
「なにか武器」
准は周りを探すがいい武器がない。
(武器になるって言ったらあれぐらいか)
准が見ていたのは、人の半分くらいの長さの金属のポール。
准はコピーし、【ヒューマロイド】に向かう。
【ヒューマロイド】は銃を取り出し、打ってきた。
「あぶねっ」
准は銃をスレスレに交わしていく。
「おーい、大丈夫?准!」
准は上を見ると、青い空とちょうどマッチしている白い羽が准のところに来た。
「遅いぞ、アイリス」
「ごめんて」
アイリスは対【ヒューマロイド】用の銃を取り出し、准に渡した。
「行くよ、准」
アイリスの合図で【ヒューマロイド】と戦う。
アイリスは手馴れているのか【ヒューマロイド】をどんどん壊していく。
准は銃を【ヒューマロイド】に向けて打つと、命中し、【ヒューマロイド】はその場で倒れた。
銃をコピーして、二丁し、【ヒューマロイド】を壊していく。
「ふぅー、疲れた〜」
アイリスは弱音を吐いてる割には、かなり倒している。
「そうだ、准、今から私たちの拠点みたいなとこに行くよ」
「拠点?」
「そう、私たちは拠点を作っているの。まぁテントなんだけどね。これからの話はそこで話すから」
「あ、うん」
准とアイリスの話は終わると、アイリスが
「准、乗って」
そこにあったのはジープ。
「アイリスって運転できるの?」
准は聞くと、アイリスは「今日初めて」と答えた。
「嘘でしょ・・・」
「いいから、乗って」
准を無理やりジープに乗せた。
「出発進行!」
アイリスの掛け声でジープが動き出した。
「うぇ〜」
気持ち悪くなっている准にアイリスは体をさすっていた。
とその時、上からなにか光るものが。
「アイリスあれって・・・」
「なに?」
准はアイリスより先に気づき、2人は空を見上げた。
「ほんとだ、なんだろう」
アイリスは言った。
「ねぇ、アイリスあれこっち来てない?」
「そー考えると・・・准逃げるよ!」
2人はジープに乗ろうとするが、時すでに遅し。
「「・・・!」」
物凄い光に目を開けらない。
「アイリス大丈夫か?」
准は無事を確認する。
「うん、大丈夫」
「なんなんだこれは」
一時すると、光は消え始める。
「消えた・・・」
准が言った。
「准、これって」
アイリスが指をさしたのは、ジープの上にあった紙切れ。
アイリスは読み上げる。
「『明日、夜、心臓を奪いに来る』・・・、これはやばいかも、准!乗って、拠点に行くよ」
「乗るってなんで」
そう言いながらも、ジープに乗った。
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