ようこそ【ヒューマロイド殲滅部隊】へ

「ここが私たちの基地」

森の中にある、基地だ。テントが4張りあるぐらいの基地。

「准、こっち、こっち」

准はアイリスに連れていかれる。

アイリスがテントに入るとそこには、若い男の人が座っていた。

「お?君が准か」

男は立ち上がり准の前に来た。

「はじめまして、私はこの組織【ヒューマロイド殲滅部隊】の隊長、一条響だ。よろしくな」

響は手を前に出すと、准は

「永瀬准です、よろしくお願いします」

と言って、握手をした。

「准は【ヒューマロイド】のことどのくらい知ってる?」

響は准の現状把握を聞いた。

「えーと、ほぼ理解してないです」

准は答えると、響は本を1冊持って来て、机に置いた。

「君のお父さん、永瀬陽は【ヒューマロイド】を作ったのは知ってるね?」

「はい、知っています、でもあまり【ヒューマロイド】のことは話してくれませんでした」

「そうか。今東京には【ヒューマロイド】しかいない。ということは【ヒューマロイド】を動かしているクリスタルも【ヒューマロイド】に占領されている。」

【ヒューマロイド】にはクリスタルというものが東京タワーにある。そのクリスタルを壊すと、【ヒューマロイド】は完全停止する。

「クリスタルがある場所は東京タワーの最上階。そして、クリスタルがある部屋はものすごい警備が頑丈らしい。その部屋には今は亡き永瀬陽とあと1人しか入れない。その1人が永瀬准、君なんだ。」

「俺が・・・」

「実は俺と陽は【ヒューマロイド】を作っていた。でもある日【ヒューマロイド】に不具合が起こり、【ヒューマロイド】が暴走し始めた。俺が襲われそうになった時、陽は俺をかばった。そして、陽は最期にこう言った。」

『【ヒューマロイド】が暴走を起こした原因を探ってくれ。万が一【ヒューマロイド】が人間より強くなったら、クリスタルを破壊してくれ。解除キーは准だ。あとは・・・頼んだ』

「そう言って、陽は死んだ。いまこの【ヒューマロイド殲滅部隊】は【ヒューマロイド】を倒すことだけに集中をしてる。【ヒューマロイド】を殲滅する鍵は君しかいないんだ。どうか【ヒューマロイド殲滅部隊】に入ってはくれないか?」

響は立ってお辞儀をした。

「顔をあげてください、もちろんですよ、コピーみたいな能力もら手に入れたんだし、【ヒューマロイド】を倒しましょうみんなで一緒に。」

そう言うと、また握手をした。


「ありがとう。准。ようこそ【ヒューマロイド殲滅部隊】へ」

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