第67話 2023年度KAC前半戦の所感

 第一回目『本屋』と二回目『ぬいぐるみ』は結構お題としては書きやすい系のものだったかなと思います。皆さんすぐに提出されていて、結果どちらも約千二百作品ほど期日までに納められておりましたし。


 取り敢えず私も七七七文字のやつは頑張って捻り出しましたよ。そのくらいの文字数ってやっぱり最初しかできないと思ったので。

 全部七七七文字にする考えもあったんですけど、無理でしたね。うん、無理です。最初だって一文が長くてあっという間に文字制限に達しました。内容なんてあってないようなもんです。


 第三回目まで何とかスムーズに内容出てきましたが、あと残り四回ですか……。近況掲示板でも言いましたが、最後綺麗に纏められるか分からんとです。


 第三回目は『ぐちゃぐちゃ』でしたが、内容はそんなぐちゃぐちゃにならずに前回と繋げて書けたと思います。

 というかこういうシリーズもので縛って書いてみましたが、細かなプロット練らないで書いている人間ですので、やっぱり内容基準は自分が書いた話の設定から先のことをどうにか結びつかせて捻り出す癖がついていて、どうしても話に説得力を持たせるような作りになってしまうんですよね。


 だからあんまり予想外で突飛などんでん返しっていうのが、こう、思いつかないと言うか。

 お題が分かっている状態で読者さまも読むので、結果が予想しやすいと言うか。「ああ、こうなるんだろうな」って感じで。意外性がない。


 そういう面で言うと、完全に話の違った一話完結作品の方が構成的に面白かったりするのかなと思います。

 去年はそういう感じで書いて、でも最終的に連作短編的な作りになっていて、物語同士が紐づいていて。まあ同じ人間が書いているのでそうなるのでもあるのでしょうが。


 そして思ったんですけど、意外にどのお題でもホラーで書いている方が多い印象があります。

 今回恋愛で縛ってホラー封印しているので何か私、流行に乗り遅れている感があります。あれ? 今回もホラーに頼った方が良かったデスカネ……? ん??


 あと【空花】書いているからか、純粋なハーレクイン的純愛恋愛じゃなくて、コメディ在りきの恋愛になってしまっております。

 いま発表して出している私の恋愛作品ってどれもそんなのばっかりになっていて、いつの間にこんなに脳がコメディに侵食されたのかと戸惑っている状態です……。


 私の『面白い』がストーリーどうのじゃなくて、イコール『コメディ』になっている気がしないでもないような……。

 私は一体何を目指しているのだろう……。ちょっと迷走中です。

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