コンビニ
ファミマートで買出し。
幸い、俺はバイトプログラマー。お小遣い程度は稼いでいた。まあ、そのおかげでアパート暮らしを認められたのだが、まさかリディアと一緒に住む事になろうとは、思いもしなかった。
「これとこれ、これも買っていくか」
いろいろカゴに詰めて会計を済ませた。
そのままアパートへ向かう。
「いっぱい買ったね~」
「リアの歓迎会もしなきゃだからな。一杯やろうぜ……つっても酒類は飲めないし、買ってもいないけどな」
「歓迎会って本当? 嬉しいな!」
喜んで抱きついてくるリアは、また俺の頬にキスを。やれやれ、このキス魔め。
なんだかんだ歩いて行けば、アパート前。二階の隅が俺とリアの部屋だ。
カギを取り出し、扉を開ける。
電気をつければ、それなりに広い2DKの空間が広がる。そこは既に生活感が溢れ出ていた。
まだ未整理のダンボールも積まれており、これはリアのだった。ほんの
「……リア、後で整理しような」
「う、うん」
照れくさそうにするリアの
ちょ、まずっ――!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます