応援コメント

第20話 お願い」への応援コメント

  • 「涼子を、頼む!」
    「僕、処女厨ですから!」←和田、渾身の訴え。
    「でも頼む!」
    「中古の車も貰ったし、中古の女まで貰ったら、ちょっとイカすセンチなエピローグになっちゃうじゃないですか!」
    「それでも頼む!」
    「というか、ヤったのはアンタだけだろ! 読者はその片鱗も味わってないのに! アンタ、タイトルで釣るつもりなのか!」
    「そうや! だから頼む!」
    「アンタ最低だな!」
    そう叫んで先輩の胸倉を掴んだら、名札がポロッと落ちた。落ちた名札の下には別の名前が書いてあった。

    櫛名田、と――。

    作者からの返信

    ポトリと落ちたその名札を見てボクは息をのんだ。

    「ま、まさかアンタ……」

    「ふっ、そうだ。俺の名はシャア・アズナブル、過去を捨てた男だ」

    その瞬間、ガラッと扉が開き金髪の女性が飛び込んで来た。金髪のウイッグをつけた涼子さんだった。

    「にいさああああん、キャスバルにいさあああん!!」

    「来るな! アルテイシアっ!!」

    「なぜ行っちゃうのおおおおお……」

    「和田君と幸せになるんだ、アルテイシア」

    この二人、いつまでこの小芝居を続けるんだろうと、ボクは生暖かく眺めていたのだった。