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2022年4月24日 18:48 編集済
「缶ビール、枝豆、小夜。先輩、これは?」冷蔵庫に貼られている献立メニューを見て彼女が言った。「それとこれも…」コルクボードにピンで刺していた何枚もの盗撮した小夜ちゃん。――言い訳をするようだけれど、僕はこの時まで小夜ちゃんをそういった対象に見たことはなくて、彼女は可愛い妹の延長だと思っていた。
作者からの返信
「そ、その献立メニューは……、お、おかずの献立かな」「おかず?」 訝しげな目で小夜ちゃんが僕を見る。「で、コルクボードに貼ってある小夜ちゃんを選ぶんやけど――」 そこまで言った僕の耳に、バタンッと派手に閉じられたドアの音が聞こえたのだった。小夜ちゃんが何も言わずに帰ったのだ。――言い訳をするようだけれど、僕はこの時まで小夜ちゃんをそういった対象に見たことはなくて、彼女は可愛い妹の延長だと思っていた。
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「缶ビール、枝豆、小夜。先輩、これは?」
冷蔵庫に貼られている献立メニューを見て彼女が言った。
「それとこれも…」
コルクボードにピンで刺していた何枚もの盗撮した小夜ちゃん。
――言い訳をするようだけれど、僕はこの時まで小夜ちゃんをそういった対象に見たことはなくて、彼女は可愛い妹の延長だと思っていた。
作者からの返信
「そ、その献立メニューは……、お、おかずの献立かな」
「おかず?」
訝しげな目で小夜ちゃんが僕を見る。
「で、コルクボードに貼ってある小夜ちゃんを選ぶんやけど――」
そこまで言った僕の耳に、バタンッと派手に閉じられたドアの音が聞こえたのだった。小夜ちゃんが何も言わずに帰ったのだ。
――言い訳をするようだけれど、僕はこの時まで小夜ちゃんをそういった対象に見たことはなくて、彼女は可愛い妹の延長だと思っていた。