応援コメント

第11話  ’92 前みたいに甘やかしてくれへん」への応援コメント


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    「缶ビール、枝豆、小夜。先輩、これは?」
    冷蔵庫に貼られている献立メニューを見て彼女が言った。
    「それとこれも…」
    コルクボードにピンで刺していた何枚もの盗撮した小夜ちゃん。

    ――言い訳をするようだけれど、僕はこの時まで小夜ちゃんをそういった対象に見たことはなくて、彼女は可愛い妹の延長だと思っていた。

    作者からの返信

    「そ、その献立メニューは……、お、おかずの献立かな」
    「おかず?」

     訝しげな目で小夜ちゃんが僕を見る。

    「で、コルクボードに貼ってある小夜ちゃんを選ぶんやけど――」

     そこまで言った僕の耳に、バタンッと派手に閉じられたドアの音が聞こえたのだった。小夜ちゃんが何も言わずに帰ったのだ。

    ――言い訳をするようだけれど、僕はこの時まで小夜ちゃんをそういった対象に見たことはなくて、彼女は可愛い妹の延長だと思っていた。