5話 大きな鏡でキャサリンの醜くなった容姿を本人に見せてあげます。 キャサリンは静かになり何も言わず逃げていきました。


 「キャサリン、貴女の自慢の容姿が見るに耐えない容姿になったわよ(笑)

可愛くて美しく殿方に媚を売る事しか取り柄のない貴女から、自慢の容姿をとったらどうなるのかしら。

その醜い容姿で殿方に媚を売ってみてはどうかしら。

ほら、鏡で見てみるといいわ」

大きな鏡でキャサリンの醜くなった容姿を本人に見せてあげます。

キャサリンは静かになり何も言わず逃げていきました。

はぁ、またそうやって逃げるのですか。

逃げるだけでは改善されない悪化するだけだと何度教えたら分かるのでしょう。

はぁ、私はデリン村の管理に行って疲れているのです。

キャサリンも静かになったので寝ましょう。

 ---セシリア自室---

 「ねぇ、キナントス。普通男爵令嬢が眠る時は部屋に弟分妹分を置いておくじゃない」

 「そうだな主」

 「私弟分妹分いないのよ」

 「そうだな主。お前に人を育てるなんて難しいだろうな」

 「そんなことないでしょう。私が少年少女を教育すればきっと優秀で優れた人格の人間に育つわ」

 「そんな事あるわけないだろ主。なぁ主。僕はお前に負けた。その強さに従った。

僕は主の事好きだ。それだけだ。

お前を好きなやつなんてそういないよ。

人格としてはゴミクズだぜ主は」

 「そんなことないでしょうキナントス」

 「いや、お前は強い以外ただのクズだよ主」

 「ふふ、私ってそんなに人格者かしら。しかし眠いわキナントス」

 「寝ろよ。本当は弟分妹分の仕事だが、僕がついててやるから寝ろよ」

 「寝首掻いたりしない?」

 「しないよ。僕はお前に従ってるし、僕は好きなんだよ主が」

 「そうよね、貴方以上に信じられる人なんていないものキナントス」

 「なぁ主、もしキャサリンが死んだら、弟分か妹分をとれ」

 「何よキナントス、私が人を育てるなんて難しいんじゃないの」

 「難しいよ。お前は人を育てていい人間じゃないだろう。

でもな、貴族が妹を殺すからにはは代わりに一人弟分妹分をとって、

護って教育して育てて可愛がるんだよ。

本来護るべき教育するべき可愛がるべき弟妹の代わりにな」

 

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