いつも君を見ている。

初心者

第1話

 「行ってきまーす♪」

 私の名前は堂山玲奈

 十六歳だ。 いつも学校に行く途中にコンビニでお昼を買う、私はこのコンビニに寄る為だけにお昼をパンにしている。

 はーー今日も店員さんかっこよかっいいなぁ。

 綾小路綾人ここのコンビニのイケメン店員である。どうしてもお近づきになりたくて毎朝コンビニに寄っているが会話は一切しないする勇気もないのであるとそんな事を考えてると『もぉ七時四十分いっけないーい遅刻遅刻!』と彼女の頭の中ではこうなっているはず!!

 綾小路綾人十九歳大学生一年生である。

 はぁまたあの子が来てくれたすごく可愛いしてかいつもいい匂いするし可愛くて最高だ!

 学校でもモテモテなんだろうなぁ〜

 俺も高校生に戻ってあの子と出会いたかったなクソッと思っているといつもくる根暗な男がやってきた。 またこいつビールといつも揚げたての物を注文してきやがる。

 「どうぞー」

 「揚げたてのアメリカンドックげください」

 「揚げたてだと少しお時間がかかりますがよろいでしょうか?」

 「あぁ、はい‥‥」

 「(イラッ)かしこまりました少々お待ちください」

 あぁなんでこんなおっさんに作らないといけないのか‥‥作るならあの子に作りたかったなぁあの子今頃グラウンドでテニスをしてるのかなぁーー


 五分後ーー 

 「お待たせいたました。こちらアメリカンドックです。」

 「どうも」

 「(イラッ)ありがとうございましたー」


 はぁー今日も緊張して話せなかったぁ〜〜どうしよう綾小路くんにいつもくるめんどくさい奴だと思われてたら僕は綾小路くんが高校生からバイトしているコンビニに通っている三十四歳高松正志普通の会社員だ。 そう彼に会ったのは彼が高校生で僕が三十歳の時あれはすごく寒い冬の時の話だ僕は何気なくコンビニに寄っていった僕はビールとおでんを買おうと思って何を買うか考えていた。

 「おでんなら卵がおすすめですよ(ニコッ)」

 「じゃぁ卵とこんにゃくとはんぺんお願いします」

 「はい卵とこんにゃくとはんぺんですね(ニコッ)」

 店員が一つずつ丁寧に入れてくれた

 「ありがとうございましたー」

 帰って食べようとしたら卵が三つ入っていた。 それから僕は彼に恋をしたのである。あぁ綾小路くんが作ってくれたアメリカンドック美味しいなぁ

 「美味しいーーー!」

 「うるせぇな!」

 「なんだ翔太いたのか」

 「またコンビニかよ」

「仕方ないだろ綾小路くんがいるんだから」

 「綾小路くん綾小路くんうるせぇ」

 「どうせそんな店員ろくな奴じゃねぇよ!」

 「綾小路くんを侮辱するなぁ!」

 「バカ兄貴!」

 「翔太!」

 兄貴のばか!僕が兄貴の事どう思ってるかも知らないくせに!僕は思わず外に走り出していた。

 僕の方が綾小路って奴より兄さんの事好きに決まってる!あの時だって‥‥

 あれは僕がここの家に来た時兄貴は二十四歳で僕が六歳の歳の頃の話だ

 「翔太くんここは自分のお家だと思って暮らしていいからね」

 「あぁ‥‥うん!」

 兄さんは僕といっぱい遊んでくれた

 テレビゲームはわざと負けてもくれるし、こっそり布団に潜り込んでも怒らなかった。

 僕の事を父さんよりも考えてくれていた。

 そんな兄さんが突然コンビニ店員の話ばっかりするようになった。でもコンビニの店員が男だと知り少し安心もあったどこかで僕に好意を抱いてくれないかとかをずっと考えていた。

 そんなことを考えているとポツンと僕の頭に雫が落ちてきた。

 雨だ雨が降ってきたのだ‥‥。 

 突然家を飛び出して来たので傘もなく財布ももちろん忘れてきたので傘も買えない仕方なく僕は家の近所の図書館に入った。

 突然誰かに声をかけられた。

 「翔太くんだー!」

 そこには同級生の女子がいた。

 「おぉ堂山」

 「最近学校来ないから心配したんだよぉ〜」

 「そうかわりぃ」

 「体調でも崩してたの??」

 「いやそんな事じゃねぇけど」

 「何かあったの??」

 「いや最近俺の身の回りの物が盗まれたてて』

 「そうなの!?」

 「あぁそうなんだよ、キーホルダーとか消しゴムとか体操着とかジャージとか全科目の教科書とか‥‥」

 「それっていじめって事??」

 「俺も最初はそう思って、やった奴探したけど皆んなやってねぇーって言うしいじめられた事ねぇしそれならもぉサボっちまうかって思ってずっと家にいたわけ」

 「そっか‥‥それは大変だね」

 「堂山お前も心当たりあったら俺に教えてくれ」

 「わかった」

 「翔太くん!もぉ帰るの?」

 「あぁそろそろ帰らないと兄貴が心配すると思うし」

 「そっか、外雨降ってるしこれ私の傘良かったら使って!」

 「その傘についてるキーホルダー俺も持ってた!お前もこれ集めてたのか?」

 「そうなんだぁこれすごい好きなんだ」

 「でも俺最近そのキーホルダー無くしたんだ」

 「そうなの?それならこの傘と一緒にあげる」

 「マジで!」

 「私達友達だもん!」

 「サンキュー」

 「気をつけて帰ってねーー!」

 「おう!」

 バカだなぁ全部私が盗んだことも気づかずに本当に可愛いんだから私の名前は堂山玲奈十六歳だ。

 私は隣の席の翔太くんに恋をしている。好きすぎてて彼の全てが欲しい。

 キーホルダーも消しゴムも体操服もジャージも隣の席だから全ての科目の教科書を盗んだ。

 授業の時に教科書を見せてあげるために。

 授業中に写真を撮って部屋に写真を貼っている

 私の部屋が翔太くんでいっぱいで翔太くかなくて

 翔太くんだらけ‥‥。

 いつになったら結ばれるのかな?

 ねぇ?翔太くん‥‥。

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