第6話 その後

ーハッ

今何が起こったの?力が抜けていた体に力が入る。


周りを見ると、ぐちゃぐちゃのロボットと呆然と立ち尽くしている少年の姿があった。


「ど、どうしよう」


情けない声を出してしまった。


「と、取り敢えず地上に出ましょう。」

「…」

「…」


何も言えない。私は人じゃなかったの?普通できないよね?あんなこと。


「…お腹、空きましたね」


「あぁ、たしかに。」


そういえば私はずっとお腹が空いていた。


「食べ物とかってどうしてたんですか?」


「非常食ずっと食べてた。」


「え、よくないですよ」


「でも、便利なんだもん」


「…死にますよ、いつか」


「やめてよ。縁起でもない。」


そんな会話をしながら最初の場所へ戻った。

そしてご飯を食べ、寝た。







…ですね。このまま行けば…あとは…あ…」

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