第16話 「もう一度落ち着いて」という彼の提案
お助けマンは、クラウンでした。
第3部に入ってからの改心の快進撃、そしてついにはセシリアのフォローにまで入れるようになった。
ちゃんとスイの事も気にして「スイの気持ちも分かってる。みんなも分かってるよなぁ?」なんて牽制する事まで出来るようになっちゃって……。
凄いぞクラウン、第2部の時から考えるとかなり成長してくれたなぁ!
と、親心のような気持ちで作者は喜んでおりますよ。(笑)
あ、因みに前回の裏話で言っていた伏線は、第三部で周りの目から決して逃げる事が無かった彼の男気と、テレーサと喧嘩した時に間を取り持つ行動力と面倒見の良さ。
あと一つは、次話でひっそりと種明かしがありますので、ちょっと探してみてください。
(わりと最初に出てきます)
これらが全て伏線……というか、前説明みたいなものでした。
要は「そういう人柄だからこそあそこで助けてくれたんだよ」という事です。
実は裏で密かに『誰が助けるか選手権』をしたんですが、テレーサは先日メイドのエピソードで詳しく出てきたのでそれ以外という事で考えて。
●レガシー
「えー、嫌だよあんな人目が沢山あるトコに出るの。あと僕が出ても、多分悪化するだけだよ? スイ・ティンバードのうかつさを指摘する事しか僕には出来ない」
●アリティー
「相手をコテンパンにするセシリア嬢を見てた方が楽しい気がするし、私はちょっと遠くで見てることにする。……え? 『スイ嬢が可哀想じゃないか』って? でも彼女『革新派』でしょう? 『保守派』の私には関係ないなぁー」
というお答えをそれぞれから頂きました。
くっ、薄情な奴めっ!
特にアリティー、お前あくまでも自分本位なその性格、全く変わってないじゃないかっ!
クラウンとは大違いだ!
なお、実は第二候補としてセシリアの姉・マリーシアにも実は白羽の矢が立っていたんですが、書いてみるとセシリアが本気で自分の言動に命を掛けてしまったので、ちょっと大事になりすぎると却下して結局クラウンに出演オファーをする事に。
つまり彼が最後に言った「下手すると――」の件は、あったかもしれないもう一つの未来だった……という訳でした。
セシリアよ、自分の言動に命を掛けるにはまだ早いぞ! (←
さて、この後はこの騒動の後日譚の話数になります。
毒舌・レガシーとの会話の中で結末が明かされて、次の騒動への伏線を張る……予定です多分。
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