第13話 逆恨み令嬢もセシリア気にしない
ところで皆さま、お気づきでしょうか。
第三部の時からそれぞれに対する呼び名が少し変わっている事。
とはいえ身分的や礼儀的なものもありますのでたった一部だけですが、変わったのはこの通り。
・テレーサのセシリア「さん」呼び(「様」から「さん」へ)
・クラウンのレガシー呼び(「殿」から呼び捨てへ)
これらの変化は彼らの親密度がより深くなった結果なのですが、それが現れているのは何もこの二人だけではありません。
セシリアはこの4人相手でも結構素を出した物言いをしていますし、レガシーはセシリアとクラウンを擁護するような反応を見せていますし、アリティーだって何も思っていない相手にはしないだろう配慮をしている節があります。
特にアリティーに関しては、当初と比べてかなりの変化がありました。
以前は自分の事しか信じずに、全てを自分の手の中で転がすようなやり方をしていましたが、今はむしろ自分の手の上から飛びだすものを楽しみに見ている節があります。
とはいえ彼の素は変わらないので、セシリアとしては依然として『嫌い』なままなのですが。(笑)
この二年で、それぞれに変化が少なからず存在しています。
その最たるものが『関係性』でそれでも変わらないものが『個人の気質』だと思ってもらえれば、シリーズ通してお付き合い頂いている方はきっと分かり易く読んでいただけると思います。
さて、ここに来て登場人物が一層多くなってきました。
その為次回の裏話では、簡単な人物紹介を挟みます。
それぞれを3行で説明する簡易版ですが、これでちょっとは「あれ? コイツ誰だった?」となった時に思い出してもらえるのではと思っています。
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