第10話 一人目は、ちょっと真面目でなし崩し的な情報通



 さて、今回はクラウンの第4部初登場回でした。

 いかがだったでしょうか?



 クラウン、最初の頃と比べると随分と成長してくれましたよね。

 最初はあんなにめちゃくちゃで自己中だったのに。

 今や更生し、むしろセシリアよりも随分と真面目思考な常識人になりました。(笑)


 しかし彼、交友関係に関しては未だにちょっと不自由しています。

 彼にもちゃんと信頼できるお友達は出来ましたが、だからと言って立場的にすり寄ってくる輩をゼロにする事は出来ていません。


 彼にちょっと聞いてみた所(←え)、「立場を大切にしている」というよりは「父親に逆らえない」と言った方が正しいような感じらしいです。



 第3部で実はちょっぴりチラ見せしているのですが、彼は生まれてからずっと「父親に従うのは当たり前」と思ってきた……というか、それを父親に許されていなかった子なのでちょっと仕方がない部分があります。


 だからこそ第2部での初登場時点ではかなり父親の影響を受けた(真似した)横柄な子だった訳ですが、その呪縛が残念ながらまだ完全には解けていないようですね。

 そんな彼がついに12歳になり、親元を離れて学校で生活をし始めました。

 

 ちょっとネタバレしてみると、彼はいつかちゃんと『親離れ』をします。

 そうやってちょっとずつ大人になっていく彼を、どうか見守っていただければ嬉しいです。



 ……と、ここまで書いて思ったのですがこの作品。

 最初から割と完成されているセシリアに対し、クラウンは作中で最も成長する子かもしれませんね。


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