第5話 たかが授業、されど授業。一石二鳥は見逃さない。
さて皆さん、たとえ授業でも『効率』の発揮どころを逃さないセシリアはいかがだったでしょうか?(笑)
姉の効率主義をあげ、自身の効率欲も満たしているように、一見すると見えますよね。
すっごく優等生みたい。
ですが多分、彼女はその実『自分の為』にああしたんだと思います。
自分の「知識欲を満たしたい」という本音に従って。
めっちゃ私欲です。
彼女の行動はいつだってまず自分のやりたい事があって、そこに義務や理由をこじつけてからそれらの効率化を図っているところがあります。
以前どこかの裏話でも書きましたが、彼女は『合理主義』では無く『効率主義』です。
自身や周りの感情的な部分を切り捨てずに、上手くやる方法を考えて実行する。
そうでなければ意味が無いと、無意識の内に思っています。
それはおそらく、昔からの両親(特に母親)からの教えがあるからでしょう。
まぁそのせいで、「腹が立ったら実行決定!」みたいなところがある子ですが。(笑)
という感じで、今回はちょっと貴族の仮面を被った状態のセシリアを見てもらいました。
次話からは、セシリアと気安い学友(貴族の子女)とのやり取りを見てもらいましょう。
テレーサとのお友達としての会話シーン、そして第2・3部で出てきたあの子やこの子も出てきます。
第3部から2年の月日が流れました。
セシリアと彼等との関係性にどのような変化があり、どこが変わらずなのか。
その辺を楽しんでいただけると嬉しいです。
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