第2話 そしてセシリアは運悪く



 ここまで日常編で、セシリアに着いてきた三人の従者が登場しましたね。


 毎度おなじみ、セシリアのフォロー役・執事のゼルゼン。

 真面目メイド・メリア。

 そして、体力担当・ユン。


 この三人が、予告していた「第一部から再登場するメンバー」です。



 誰を選出するかについては色々と考えたのですが……。


 ●チェインバーメイドのノルテノ

 =引っ込み思案過ぎて王都の学校に来る事に拒否反応が。あと多分、3.5部の様子からセシリアのトラブルホイホイを現場で見たら耐えられなくて卒倒する。(笑)


 ●庭師のグリム

 =本人は来たいだろうけど、着てどうするのか。入れる学科は多分無いし、領地でも薬草用の温室(3.5話でセシリアに贈り物としてあげたあのお花が咲いている温室)を一つ任されているので、無理でしょう。


 ●御者のデント

 =グリムと同じく、入れる学科が無い。となれば、連れてきても中々登場させてあげられないだろうから今回は見送りで……。


 ●レディースメイドのアヤ

 =アヤには「セシリアの母・クレアリンゼのお付きメイドになる」という目標があるので、彼女が居る領地で夢に向かって頑張る事に。


 という感じになりました。



 と言いつつ、ぶっちゃけ最初からゼルゼンは連れて行くの確定で、ユンもこの年から護衛騎士になるのが決まっていたので来る事が決まっていました。

 3.5部ではユンを主軸にした三人称書きだったので、その辺はもしかしたら予想していた方も居るかもしれませんね。


 最後まで悩んだのが「どのメイドを連れていくか」という所だったのですが、ついていく面々にはセシリアの世話だけじゃなく生徒としても活躍してもらう予定にしていたので、「より勤勉意欲があるメイドを」という事で、真面目なメリアに白羽の矢が立ちました。


 セシリアだけじゃなくこの三人も今後良い働きをすると思いますので、注目していただけると嬉しいです。

 

 


 さて。

 物語はついに冒頭部分まで戻ってきました。


 目の前で勃発している令嬢たちの諍い場面。

 巻き込まれるしかないセシリアがこの後どうするのか、是非ともも続きをお楽しみに。


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