抱えた思い 第3章

直人「健太!!」

彩美「健太!!」

サリー「・・・・」

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俺は今いる子供いや、サリーの今までの半生を見たのか、なんてことだ、サリー君は

別の世界の人間だったってことか。そんな、サリー君はずっと、ずっと色んなものに耐えてきたのか、そして、色んなものと別れたのか、サリー君は強いな、俺はもしかしたら、色々中途半端だったんじゃ、いや、今はそんなことより、はやくこの状況をなんとかしないと、

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彩美「どうしよう、」

直人「確認したところ息はしてるわ、しかし、これは色々どういうことだ。」

サリー「・・・・」

彩美「あ、桜から通知来た。」

直人「高山ぁの話を今するなよ、一大事だぞ。」

彩美「今、状況を説明したら、車で迎えに来るって。」

直人「ファー、天敵に一つ貸しができちまった。」

サリー「・・・」

直人「君も大丈夫か、そんな真っ白の服なんか着て、可愛いが、お母さん心配してるぞ。」

彩美「いやそれ、私たちも言えないでしょ。」

直人「え、やっぱり?」

彩美「うん。」

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ちょっと、倒れたんだろうか、俺は目が覚めた。そこにはサリー君、彩美、直人が俺の周りを囲んでくれた。

健太「悪い、俺いつまで、寝てた。」

直人「ざっと10分くらいだ、心配したぜ、無事で良かった。」

彩美「目が覚めて本当に良かった、石とか色々、大変なことになってたから。」

健太「そうなんだよな、、」

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健太「サリーっていうんだね、君の名前。」

サリー「え、僕らの言葉を喋った。どうして僕の名前を?」

健太「サリー君、何故だか分かんないだけど、君の事、君の言葉が分かるんだ。石の件はごめん。」

サリー「いいんだ、謝らなくて、僕も急に乗っかってしまって。」


直人「健太の奴、いつのまにかあの子と意思疎通できてるぞ、、」

彩美「しかもいつの間に、あの子の言葉を覚えたのかな、あんなに訳分からない言葉をスラスラ。」

直人「健太ー。」

健太「うん、何?」

直人「健太って超能力者だったのか?」

健太「んな訳、いやそうかもしれない。」

直人「だよなーってええええええ。」

彩美「どういうこと?」

健太「細かいことは後で話す。」

しかし、これはあの石の力なのか、俺は今人類史上初めて、人の人生を覗いたのか。なんか自分が自分じゃなくなることも怖いけど、俺は多分人類オンリーということで優越感の方が勝ってしまった。

サリー「なんだかもう何でもありだね、ここまでくると。」

健太「サリー君、取り敢えず、お互いに今あのSPARKっていう組織は危険だ、協力しよう。」

サリー「もちろん。」

直人「なんだか訳わかんないまま話進んじゃってないこれ?」

彩美「健太なら大丈夫だよ、」

俺は二人が動揺しているのよそに、話を進めた。

あの宇宙船には何故か敵に撃たれなかった、何故撃たれなかったのか、

健太「サリー君今こそ、ホログラムで勉強したマニュアルの番だ。なんかこの状況を切り抜けられるものはない?」

サリー「分かった、今調べてみる。」

サリー君が表示されてるキーボードを打って調べてる、ホログラムと同期させているのか、目を閉じていて、サリー君の周りが光輝いている。オーラも王子なだけあって、凄まじい。

サリー「分かった、この宇宙船にはステルスモード、所謂、透明になることができる見たい、あの時落っこちた時は一旦機能は停止したけど、今なら動かせる、あとはステルスの設定をいじれば…」

サリー「これで、ステルスモードは完全に僕の思い通りになった。」

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研究員A「なあやっぱり誰か走ってなかったかなぁ。」

研究員B「もう知らないすよ~、僕らは上の言う通りにしてればダイジョーブ。」

研究員B「ほら、そこに宇宙船があるし、、ん、宇宙船なんだか消えて行ってません。」

研究員A「そんなことあるのか、って消えてる。」

研究員A,B「あーもうこれぞ宇宙。」

研究員C「ちょちょい、やばいっすよー。」

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す、凄いのか明らかに研究員達が動揺している、本当に何も見えていないのか、、

直人「おいおい、何がどうなってんだ。」

健太「この宇宙船は今透明になった。」

直人、彩美「透明?!」

彩美「ちょっと、待って、透明になったって、え、何か色々健太分かってるし、ついていけていないんだけども。」

直人「いやもうほんの十数分で何があったんてんだ、。」

彩美と直人はサリー君の言葉がわかっていないから、色々混乱するだろうが、逆に分かったら分かったで困惑しそうだ。何せ僕らのキャパを余裕で超えているし。

サリー「そういや名前聞いてなかった、名前なんて言うの?」

サリー君が興味津々で俺に名前を聞いてきた。とても可愛かった。

健太「水ヶ谷健太、健太でいいよ、これからよろしく!。」

サリー「うん、よろしくお願いします!。」

健太「とは言え、場所移動したいけど、窓がな・・」

直人「これからどうする?、この宇宙船動かせるか?」

健太「いや、動かしたら窓から吸い込まれるぞ。」

彩美「ええ、どうしよう、やっぱり、大人しく出て、謝る?」

健太「いや、まだ早いんじゃないか。」

もうお手上げかと思った時。

サリー「なんか、困っているの?」

健太「うん、この場所から移動したくて、けど窓が壊れているから。」

サリー「ああ、それなら、よいしょっと。」

サリー君が何やらキーボードで何か打ち込んでいる。

健太、直人「え、」

窓が消えて、新しい窓がいつの間にかついていた。これも別の世界のテクノロジーって感じなのか、やっぱり世界が違うと、何もかも違うな、もう

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サリー「よし、じゃあ行くよ!。」

健太「彩美、直人、どこか摑まってろよこの宇宙船はこれから移動する。」

直人「待ってましたぁぁ。」

彩美「ちょっと怖いかも。」

サリー「3,2,1,出発。」

俺達が今乗ってる船が宙に舞った。街並みがあんなに小さく見えるだなんて。

直人「すげえすげえ、俺飛んでる、飛んでるよ。」

彩美「嘘、まるで御伽噺みたい。」

健太「御伽噺じゃない、現実さ。」

彩美「健太、そういや、桜からメッセージ来てて、迎えがくることになってるんだ、だから、裏山の裏口の近くに降ろして。」

健太「桜って、まさかかか高山さん?」

彩美「うん・・」

マジか、高山さんが迎えに来るだなんて、正に夢のようだ、いやそれ言ったら、今日の出来事全部が夢みたいなんだけどさ、いやマジか、幸せ~

直人「もう、裏山の上空に出ちゃってるわけだしさ、その子に送ってもらおうぜ、高山の恩なんか着たくねえしよ~。」

健太「何言ってんだ、直人、もう出てるだろうし、迎えに来てもらおうぜ。」

直人「ええ~、健太~。」

全く直人の奴どうして、高山さんの良さが分からねえんだ、彩美には十分すぎる程、デレデレしちゃってんのにさ、高山さんなんて、その場に居るだけで世界が変わって見えるじゃねえかよ、、

サリー「どこで降りる?」

健太「裏山のあの辺で。」

サリー「分かった。」

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周りがどんどん大きくなっていく、そしてあっという間に裏山の裏口の近くに着いた。あとは細道を通って帰るだけだ。

直人「やっぱ、今日の出来事全部一生忘れられねえわ。僕、今日ありがとね、ちゃんと母さんのもとに帰るんだぞ。」

サリー君、言葉は分かってなさそうだが、頷いた。なんだか微笑ましかった。

彩美「僕、本当に怖い大人とかいるから、気を付けてね。」

彩美の言葉を聞いてサリー君が頷こうとした瞬間、サリー君は倒れた。

健太「サリー君!!。」

直人「ちょっと僕、おい、僕、起きろ、まだ、親の愛情が必要だろ。」

彩美「ダメだよ、こんな所で寝ちゃ。」

サリー君は明らかに無理をしていた。俺はサリー君をほっとけるわけがなかった。

健太「たぶん、この船に治療する何かがあるかもしれないけど、俺らはホログラムを持っていないから、多分使えない。」

彩美、直人「ホログラム?」

健太「とにかく、高山さんの車に乗せてもらおう、高山さんは?」

彩美「もう来てるっぽい、」

健太「分かった、俺が抱えて連れてく。」

直人「けど、いいのかこんなことして、誘拐とか犯罪になんねえか、」

健太「関係ないよ、俺はほっとけない。」

直人「まあ、そうだよな、俺らがこの子を守んないと行けねえか、」

健太「うん、」

直人「ただ、疲れたら今度は俺が抱きかかえるからな。」

健太「分かったよ。」

なんだかんだ、直人は優しいんだよな、俺は直人や彩美の優しさがなかったら今はなかったかもしれない、それをこの子は、サリー君は全部失った、その辛さを少しでも和らげたい。

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健太「よいしょっと。」

俺達は入ったところからまた出た。

俺はサリー君をおんぶして、細道を下った。案の定細道は、歩くのが難しく、足元が狂いそうだったけどすぐ後ろに直人が居てくれたおかげで、サリー君はなんとか無事で居た。

直人「なあやっぱり、俺に変わろよ、健太一回倒れてるしさ、これ以上無茶してほしくねえ、それに俺の方が体力あるかもだしさ、それに俺だってかっこつけたいってうわわあっわ」

全く直人は調子に乗ると、すぐこれだぜ、たくやっぱり、変なところが無きゃ、モテる気がするんだけどな、

直人「あ~やば、やば転ぶ。」

彩美「ほら、直人危ないよ、やっぱ健太におんぶしてもらったほうがいいよ、」

直人の後ろに彩美が居て、彩美が直人の腕を掴んだおかげで、なんとか直人は転ばずに済んだ。

直人「彩美~、ありがとう、真面目に助かったわ。」

彩美「もう~しっかりしてよね。」

直人「おう。」

やっぱり彩美が好きな人って直人なんじゃないのか、直人はもう彩美が好きなんだろうしさ、いや~両想いかよ、いやけど待って高山さんって好きな人居るのかな、いや俺気づけば高山さんのこと考えてるな、やっぱりこれが好きってことか。サリー君もそういや、ハナちゃんとかはっきり好きって言ってたよなぁ。やっぱし、俺、いやいや、今はサリー君に集中しないと。

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俺らは下って、なんとか出口の方まで行けた、そこには黒い車とその前で待っている高山さんが居た。

高山「健太君?!、その子は?」

健太「ごめん、高山さんこの子も乗せてくれないかな?」

高山「全然いいけど。」

翁執事「ではこちらに。」

高山さんの執事だろうか、前に出て、扉を開けてくれた、俺達4人、健太、サリー、直人、彩美の順に後部座席に座った。

そして前に高山さんと高山さんの執事が座っており、執事の方が運転してくださった。

直人「高山、今回ばかりは感謝するぜ、お菓子くらいは買ってやるよ。」

高山「別にあなたの為にやったんじゃない。」

直人「ふ、そうかよ。」

二人の間には微妙に気まずい雰囲気が流れる。

彩美「桜、今回ばかりはありがとう!」

高山「全然いいよ、今日はなんだか、いいことなかったから、丁度、彩美とも会いたかったし。」

健太「高山さん、本当にありがとう。この子まで乗せてもらって。」

高山「健太君、全然いいよ、あ、せっかくだしアルバム掛けようか、健太君の好きなバンドこれだっけ?」

高山さんが俺の好きなバンド、緑色を流してくれた。とても心地いい、

健太「高山さん、最高だぜ!。」

高山「えへへ。」

和気あいあいと楽しい時間が過ぎていく。

彩美「この子どうする?」

直人「んなの、お家に帰すしかないじゃないか?」

健太「この子は別の世界から来たから家がない。」

彩美「別の世界?」

健太「ああ、またあとで話すよ。」

高山「ちょっと、じっちゃん。」

高山さんが執事に向かって耳打ちした。

翁執事「なら、当分私達が世話しましょう。何やら危ない橋を渡っているんでしょう、」

健太「はい。」

彩美「けど、大丈夫なの、そんなことして?」

高山「私の家には、両親が海外出張で、当分家には帰ってこないの。だから大丈夫。」

健太「けど、いいんですか?、こんなことして、」

翁執事「ええ、まあ、お嬢様には逆らえませんし。それに可愛いじゃないですか、その男の子。」

健太「はい!」

直人「高山ぁ、その子いじめたらただではすまさんからな、」

高山「しないわよ、馬鹿。」

直人「誰が馬鹿なんだこの野郎

彩美「鉄拳制裁。」

相変わらず彩美のどぎついパンチが直人の顔面に命中した、相変わらず痛そうだ。

直人「高山さん、すみません。」

と高山さんに一礼した。

高山「別にいいわよ、彩美ありがと!」

彩美「どういたしまして。」

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俺らはそれぞれの家に送り迎えしてもらった、夜19時は過ぎていて、遅いじゃないのと母さんにこっぴどく怒られた。おかげで夕飯抜きになった。俺は二階の自室に行きグループチャットで話し合っていた。今日凄かったねと、

そして、グループチャットに彩美から高山さん入れてもいいかなと来たので俺は勿論全然いいよと送った。直人は「え~、マジで言ってんのかよ~」と送ってたが無視して俺らは高山さんをグループに招待した。

グループチャット

桜☆「高山です、よろしく!。」

あやみ「こちらこそ、よろしく」

ケンタ「よろしく、高山さん。」

ナオト「け、よろしく」

ケンタ「桜☆ 、男の子の調子どんな感じ?」

桜☆「今まだ寝てる。」

ケンタ「そっか、分かった。教えてくれてありがと。」

桜☆「うん!」

ナオト「で、倒れている間に何があったか教えてくれるか?」

ケンタ「うん、俺はあの時

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俺はグループチャットで倒れていた時の事、サリー君のこと、全部話した。今でもこの小さい背中に色んなものを背負っていることを、

ナオト「王子で好きな人と離れ離れになっているって、ちょっと考えられないぜ。」

あやみ「しかも、ホログラムが入っている人間だってこと、だからあの子のいや、サリー君の思いが届いたんだ。」

桜☆「戦争って、そんなことが・・」

みんな驚いていた、まあ当たり前だ、だって、今この暮らしをしてる俺らには理解しがたい出来事だ。ましてや、俺らより年下だし。

俺はベットで横になりながら、スマホを見て、これからの出来事を考えた。あれから、SPARKは一切SNSの更新をしておらず、あの朝以来、音沙汰なしだった。

消えたことも何も報告されておらず、日本支部の公式サイトを見ても、研究中です。

となっているだけだった。

健太「サリー君は元の地球ほしに帰りたいよなぁきっと。」

分からないことばかりで、どうにかなりそうだが、俺は明日も学校なので、学校の準備をして、明日も自分をやりきることにした。

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私は今家で、今日のことを振り返っていた、公園で話したけど、健太は気づいてなかった。そう、私は健太が好きなのだ、だから健太の傍ならどこでもいいって思った。けど、気づいたらあの男の子と仲良くなってた。急に現れたその男の子にちょっと嫉妬しちゃった。

彩美「馬鹿だなぁ、私・・」

私は、自分の部屋で健太と撮った、小学校の卒業写真を見てた。

このまま私の手に届かないところに行っちゃうのかなぁ。

卒業写真の健太は誰より笑顔が輝いていた。

彩美「憧れで終わらせない。」

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俺はリビングで親と話した。

直人「どういうことだよ!、俺が本当の子供じゃないって!!。」

直人「俺が捨てられてた子供って。」

父、母「・・」

父「さっき、遊びに行く前母さんと喧嘩したそうだね、」

直人「ああ、母さんが俺の事、本当の子供ならって、ぼやいてたから、どうしてって聞いたら、母さんが強く関係ないっていうから。」

父「そうか、」

母「ごめんなさい。」

父「直人、直人は私達二人、神社の前で拾った。」

直人「神社?神社だって。」

父「今でも本当の母さん、父さんは分かってない、もうこの世に居ないかもしれない。」

直人「この世に居ない??」

その時、頭が疼いた。

そこに出た俺のイメージは

直人「青い石?」

父、母「直人?」

直人「悪い、一人にさせて。」

俺は自分の部屋に戻った。自分のアルバムをめくった。どこを探しても、産まれたときの写真がなかった。小学校の頃、彩美と健太と俺で撮った体育祭の写真。そして、家族写真を見て俺は嘆いた。

直人「今日は信じられないことばかりだよ、」

俺は健太とどんどん離れていく、健太は俺を置いてってどんどん大きくなっていく。

直人「もしかしたら、俺も別の世界の人間だったりしてな。」

彩美が少しでも俺を見てくれたら。

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今日は健太君と初めて、学校外で会った。健太君は逞しかった。私と違って、今もこうやって、リビングで大きなソファにもたれながら、大好きなお菓子を机の上に並べて食べている。隣で寝ていたサリー君が起き上がった。

サリー「ふぁー。」

高山「おはよう、サリー君。」

サリー「???」

サリー君はとても困惑していた。

高山「えい!」

私はサリー君の開いた口に、お菓子を詰め込んだ。

サリー君は咀嚼音を出しながらお菓子を食べている。まるでリスみたい。

健太君たち三人の和に入って行けたらな。

ゴクンッと飲み込んだサリー君は無口では居たものの困惑していたので、私は取り敢えず、健太君の友達と伝える為に、彩美とツーショの写真を見せて、なんとか落ち着いた。

サリー君なんだか頷いていた。この子はずっと頑張ってきたんだよね。

私は今日の出来事で頑張るのが嫌になってきた。頑張っても、努力しても無駄なことがあるから。

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いや、びっくりした。急に僕の口の中にお菓子入れてくるし、まあ、あの女の子の写真を見て、なんとなく分かった。僕今この家でお世話になってるってことだよね。

僕は取り敢えず、この女の人に感謝しないとな、僕の名前知ってるのかな、そういや、健太以外のみんなはサリーって。

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裏山

夜更け

皆機器やテナントなどの片づけを進めている。

星渡「いや、マジかよ、宇宙船が消えるなんて、生で拝みたかった。」

研究員A「はい、突如姿を消してしまいまして、まあ調査記録は残っていますし。」

星渡「あとは中学生らしき人物三人組と、小学生らしき、男の子か。」

研究員A「どうします、公表しますか?」

星渡「いや、公表することは、この子達の人生に大きく影響する、監視カメラで一瞬映っていただけだし、関係があるか分からんが、ただ、子供が増えているのが気になる、しかも宇宙船に乗った可能性も無きにしろあらずなんだよな。」

研究員A「ええ、」

星渡「分かった、このことは本部に連絡しよう、」

研究員A「はい」

星渡「まあもしかしたら、私がその子達に会えるのかもね。」

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翁執事「はい、桜様は元気に学校に行っています。そして多分宇宙人らしき人とコンタクトが取れました。日本支部には、はい、わかりました。今はその子の自由にします。」

今日も桜お嬢様のお母様方とお話をした、流石SPARKの本部勤めなだけあって、話がすぐ終わってしまいますなぁ。

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健太「よし、高山さんと明日頑張って話すぞ!。」


この時俺は知らなかった。それぞれ皆、内に秘めた思いがあることを・・

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