急行列車 ダンジョン行き

生態解説3

[No.3]センチピード

　2•3階層に生息。ムカデをそのまま10倍ほど大きくしたような形状をしている。2階層ではウォールアイとの縄張り争いを頻発させており、そのせいか3階層よりも2階層の個体は強靭な体を持つ。

　口から強力な毒性な液体を放つことができ、人間の体を容易に溶かす。耐久力は低く、木刀や拳などの武器でも撃退はできるが、基本的には戦闘を避けるべき。

　群れで行動しているがリーダーなどが存在している様子はない。無数の脚を動かして素早く動くので、火炎魔法で辺り一面ごと燃やすのが一番効率的だろう。

　センチピードの脚とマダラガエルの喉仏を塩酸で煮込むことで足の筋力を一時的に増大させる活力剤を作ることができる。副作用として半日の疲労感があるが、その効果は絶大。

　3階層の個体は数が少なく毒性の液体も持っていないため、ペットとしてブラックマーケットで取引されていたという事例が何度か発見されている。