『パーティー』での活動ー前編ー

俺たちはそれぞれ寮に戻り、睡眠をとった。




ベッドに横になると一瞬で意識が飛んだ、よっぽど疲れていたのだろうか。




そして朝が来て…




「ふ…あぁぁ…よく寝たぁ…」




一つ欠伸をして、外を見る、朝日が窓から射している。




そして俺は今日の探検に備え、探検用の装備に着替える。




アルトはまだ寝ているらしい、寝息を静かに立てて寝ている。




「おーい、アルトー、起きろー?朝だぞー。」




何度も起こされた恨み(自分が悪い)を晴らすべく、しつこく起こそうとする。




「ん…?あぁ、ルドーか、お前俺より早く起きるの珍しいな…カミナのおかげか?」




思わぬ反撃をされた。




「違うってば!!馬鹿アルト!!」




と言いながらアルトの掛け布団を剥がす。




「馬鹿!!寒いって!!わかった!!わかったから!!」




と言いながらアルトが起きる。




「もう…そんなムキになんなって…」




と装備に着替えながら言う。




「よし、着替えたな?じゃあ下に降りよう、他の奴はいるか分からないけど。」




そして2人で階段をおり、広間に向かう。




ヴィルとニアが居た。




ヴィルはソファで寝ていて、ニアはコーヒーを飲みながら本を読んでいる。




「お、みんなおはよう、ゴリアテとカミナは?」




とアルトが2人に聞く。




「ゴリアテは俺が部屋から出た時は着替えてたな、カミナは知らねぇな、ほら、ルドー、お前行ってきたらどうだ?治してもらえるかもな。」




ヴィルが俺を煽ってくる、




「だから!!ちが…」




「ルドーの事馬鹿にしちゃだめよ?頑張ってるんだから。」




とニアが言う、




「いや…そうじゃなくて…」




と誤解を解こうとするが、もう無理なのかもしれない。




しばらくするとゴリアテが降りてきて、その後にカミナが降りてきた。




2人はそれぞれ「おはよう」と言って、ソファに腰掛けた。




「じゃあ、食堂で朝食を摂ってから行くか。」




アルトが言った後、みんなで食堂に向かい、朝食を摂った。




その後、おばさんから迷宮内で食べる用の食料を貰った後に、迷宮内のギルドに向かった。




「皆さん今回は初の『パーティー』としての探検ですね、色んなパーティーがありますが、新米パーティーの3割はここで命を落とします、皆さん、気を引き締めてください。」




と女性の迷宮入場管理者に言われ、皆の気が引き締まる。




さぁ、行こう。

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