高良諸島は結局どの国に支配されていたのか
世界史・日本史の知識がなさすぎて、具体的にどの国に支配されていたのか決めてしまうと問題が生じそうな気がしてきた。ここはふわっとした感じにとどめることでごまかすことにします(苦笑)
説明すると:まず、ポルトガルの宣教師が日本に来ていたのは植民地支配のためというよりも貿易のため(銀や奴隷などが目的?)だったので、パラレルワールドとはいえポルトガルが日本を占領していた可能性は薄い。(マカオのように居留地にした、ぐらいならありえるにしても)
さらに、この世界でもサラゴサ条約(1529年)に類する条約が締結されていた場合、一応東経133度線の西側にある南海道はポルトガルの勢力圏ということになる。
……のだが、実際の世界史では、フィリピンは香辛料がとれないため戦略的に重要視されずスペイン領となり続けた。
要するにポルトガルもスペインも香辛料を求めてやってきているので、沖縄のあたりの島々を植民地支配するメリットがあまりないようにも思われる。いうまでもないが、植民地支配というのも商売なわけで、儲からないから放棄された島なんかも結構あるらしい。
しかし、オランダの東インド会社が台湾を制圧(1622年に澎湖諸島を占拠、その後明と戦争して1624年に勝利)してから、スペインが台湾進出を試みたことはある。1642年に最終的に追い出されるまで、スペインは台湾北部を支配し続けた。
ここから考えて——この世界に台湾があるのかどうかは不明だが——高良諸島が現実の明と沖縄の間、台湾ぐらいの位置にあれば西欧列強のどこかの「占領地(必ずしも植民地ではない)」という歴史が実現するかもしれない。
とまあ、歴史オタクでもない私が色々考えたところですぐに底の浅い見識がバレそうな感じがするので、「様々な国に支配された」ぐらいに止めておくのが無難かな。
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