第7話①
(革命は新たな段階へと突入した。ついに国民公会が開会して、共和政は成立。目的は達成されたが、まだまだこれからだ。)ロべスは思った。
自由と平等のために、チカラを合わせよう!
そんな風潮が高まってて、なんだか気持ち悪い。自由と平等。つまり、絶対王政の真逆。このままだと、本当にルイさんたちは殺されちゃう。
私は国王夫妻を助けたい。ロべスの理想とは逆のことをしていても、国を置いて似て出しても、ルイさんたちはとっても人間らしい。だから、私は二人を救いたい。
ロべスは演説する。
「ルイは王であった。そして共和国は造られた。この言葉だけで、みなが取り組むべき問題はもう解かれているんだ。ルイは罪ゆえに王位を追われた。」
この間、泣いていたロべスの言葉とは思えない。
「彼は断罪されてしまっている。でなければ、共和国は無罪放免されない。ルイ16世を訴訟にかけると提案することは、いかなる方式であろうと、立件王政的な専制主義に向かって後退することである。」
私には、半分も意味が分からない。文章で書き起こしたら、ロべスの言っていることは半分くらい漢字でしょ?難しい。
でも、わかるよ。何が言いたいのか。
ロべスは理想の社会を作るために、ルイさんを殺そうとしているんでしょ?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます