8ドキッ〜いじめの主犯が…

次の日、



あの後何もしてこなかったけど、

いじめっ子達の雰囲気がおかしかったのも


気になった


今日は雨が降っていた、


また今日"行ったらいじめられるんだ"

そう思いながらも、学校へ行く


学校へ行くと、


いじめの主犯の髪の毛がバサバサになって

いるのに気がついた


いじめっ子のあとの、3人があたしに近づいてきて、


「おっはよ〜ごめんねぇ、これまで」


そう言って、いじめっ子の1人


紗夜さやちゃんがいじめの主犯の

方を指さして


「あいつのせいとはいえ、いじめたりして」


(うるさい!、あたしがあんた達のせいで、、、)心では何度だって言える


だけど出そうとすると、口が動かない


ずっと下を向いたまま、


何も言えない、するとスマホがなる


あたしはその息が詰まりそうな教室から


出て行こうと立ち上がる、


何も言えないあたしが情けなくて


「なんだよ」そう言って


「大丈夫、気にしてないから」


その言葉しか出て来なくて教室を


後にして借りたスマホを見る、


〔おはよう今日は久々の学校、キミは?〕


そのLINEに何でか涙が流れてくる、


一筋の光が差し込んだみたいに、


キラキラと輝いた


そして屋上につく


誰も邪魔されないように、


LINEを楽しむ


〔あたしも学校です!、〕


そう返した


そう返して、次の日文を打つ


〔聞いていいですか?〕


そう打った、もしかしたら


仁愛くんは、いい言葉をくれるかもと思って


〔ん?〕そうきて続けて〔どうしたん?〕


そう返ったきたから、よく漫画で例え話を

する時、友達に例えるそう思い


〔友達の話なんですけど、その子いじめられていて、何でか止まったんです、それで次は、いじめの主犯が一緒にいじめてた子達からいじめられていて、そしてその子達から、突然謝って

来られたんです、でも何も言えなくて、もし…

仁愛くんが同じめにあったら何て返しますか?〕


そう送って続けて


〔長い文章になってごめんなさい、〕


そう送ると、すぐ既読になり


3分まつと返ってきた


「はやっ」そう言ってみると


〔そう言うの1番ムカつく、オレなら、「お前らも一緒になっていじめてただろ?」そう言うかな?〕


(だよねでもまた、)


〔もし言い返して、またやられたら、言ってきて、オレがキミの代わりに、やり返すから〕


「はぁやっぱ、、優しい」キュンとして


(なんか漫画みたい、はぁ〜何?、最近、運があたしに、向いている)


そんなこと思ってたら、運が逃げちゃう

だから、、


もう思わないでいよう


〔でも、もしさぁやり返ししにここにくるなら

みんな卒倒しちゃいますよ、〕


そう返すと、〔まぁそうか。〕そう言って


〔そうですよ、〕かえして、終わった


するとそのスマホに、メールが届いて



〔もちょっと、攻めた方がいいよ、by穂愛花〕そう書いていた


(もっと攻めてもいいの?、引いちゃわれないかな?)


引かれたらって思いながら、放課後に決行する事を、授業中考えていた、


そして昼休み、「やめて!」


水のかかる音が聞こえてきた


「あんたのせいで、一輝様に見つかったじゃん!」


あたしの頭の中に、いじめられた時の映像が

蘇ってきた


(みんなおかしい、頭がいってるあんた達だって…あたしを、)足がすくむ、


でもいじめられてた時の苦しい気持ちは


よく分かる、


苦しくて…空へ行ってしまいたい


辛くて…自分を傷つけてしまいたい


悲しくて…この世界には味方なんていない


そう思う、だけど今のあたしにはみんなついてる、


今はそんな事一個も思わなくなってきている


だから一歩踏み出す、頑張って


トイレに足を踏み入れる


「あんた達!」そう大声を出す


「こんなことしてて、恥ずかしくないの?」


あたしの夢は、誰かを助けること


だからあたしを、いじめていた相手だけど


(助ける!)


「何?あんたもこいつに!」


あたしの方を向いて、紗夜ちゃんが

そう言ってきた


「そうよ、あんたのために!」


(あたしのため?)


自分の憂さ晴らしのためなのに、

あたしを言い訳にする


許せなかった、


「なにがあたしのため?…自分の憂さ晴らしのためのくせに…紗夜ちゃん達も同罪なんだよ」


あたしをいじめて、楽しんでた


「あたしを理由にしないで!…最低なのは

あなた達も同じ!」


言葉を怖いながらも、紡いでいく


「あたしをいじめろって、芽生めばえちゃんが、指示したのかもしれない!だけどあんた達も、

あたしを一緒になっていじめてたでしょ?、それで指示してた、芽生ちゃんをいじめるなんておかしんじゃない?!、」


あたしは頭がおかしい紗夜ちゃん達に向かって

「ふっ」と鼻で笑う


すると掴みかかってこようとする


みんなに向かって、水がかかる


「つめっ」するとあたしの手を取って


芽生ちゃんが走っていく


屋上連れていかれ


「なんでっ、」そう弱々しい声で言われた


「あたしをいじめてたのは、芽生ちゃんだけじゃないでしょ?だから、」


鼻を啜る音がして、


「あたしは、みんなにいつも注目されてた…

みぃちゃんが…羨ましかった、だから…だから」


あたしもつられて涙が流れてきた


「あたしは…そんな生活も、楽しかった、

だけど外に飛び出してみたくて…だから」


辞めたんだ、でも…今もう一度


頑張ろうって、思っている自分もいる


でも…でも…もう一度、なくなったら、


あたし…今度は、


「ねぇ、友達になろう、」そう言われた瞬間


「許せない人と友達になる?」


いやこれはなんかある、そう思い


「まだ無理かな?…ごめん、でも話は聞く、

話相手ならどう」


そう聞くと可愛い顔を、ニコッとさせて


「うん、それでも嬉しい!」


この日からあたしは、芽生ちゃんの


話し相手になった、

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る