3ドキッ〜企画の打ち合わせ

その次の日から、ほうちゃんとのやりとりは


楽しくて、


恋した気になれたり、キュンキュンする


こんな感じなんだと、これは演技に使える


ドッキリは、恋させる企画だから


ちゃんとこの気持ちを、覚えておく


そして…ほうちゃんに会う日になった


気合を入れた服、

淡い水色のキャンパスチェックの

スウィートワンピに

インナーは、レースシャツ

そして、


「決めすぎか?」


全身鏡を見て、ポーズ取って、

写真を顔を写すさず撮って


〔これどう〕とほうちゃんに送る


即既読ついて、


〈惚れてまうやろ〜〉って書いてある

Wエンジンさんの画像が送られてくる


「本当かなぁ?」


実はこう見えて、服は好きでいっぱい

持ってるけど友達もいないから、


来て行ったことがない


〔じゃ…ぁこれにする〕そう返すと


〔はぁちゃんが悩殺されちゃうよ〜〕

って返って来た


だから〔そんな、あたしに悩殺してくれる人なんていないよう〕そう返すと


〔いやいや、あたし最初見た時嫉妬するほど、〕

〔可愛い子がいるって思ったんだんだよ〕


その言葉に、嬉しいような恥ずかしいような

感情で、顔が熱くなる


〔あ…ありがとう、嘘でも嬉しいよ〕そう返すと


〔嘘じゃないから〕むかつきマーク付きで送られてきた


そしてあたしは〔ごめん、〕そう返すと


〔今度はぁちゃんと、みぃちゃんを可愛いと、言う会を開きます、みぃちゃんは絶対参加〕

そう返ってきた


だから〔何その会は、〕そう返すと


〔あたしが嫌いなのは自分の事、自覚してない人、人の言葉を否定する人、1番可愛いって思ってて、大好きな人に、2つもされたんだよ?〕


あたしはその言葉を見た瞬間


「だって…だって」


あたしは、ずっと『○ねよ』『汚っ《きたな》っ』そう言われ続けて来たから


「…こんなの初めてだなぁ〜」


(泣いたらメイクが崩れちゃう)


そう思って涙を、止める


「あっ!もう時間だ」


そう言って、今日はお父さん、

お仕事休みだし今日も窓から


外へ出て行く、


大好きなくまのぬいぐるみリュックを、

背負って


「はぁ、」


そして町田駅に、向かう


すると、スマホが震える


見ると、(おにぃちゃん、)


〔元気か?〕そう来て


あたしのおにぃちゃん、

アイドルグループ:天妖司てんようし


3人の名前からとっているらしい


お兄ちゃんの名前は

天流てる


そしてお兄ちゃんの友達の


妖葉ようは

司愛しいと


今時珍しい、和をモチーフにした、

アイドルグループ


実は最初は動画から始めて


2年ぐらい前に、売れて事務所に

声がかかり事務所に入って、今は寮住まい


あと、あたしの事もおにぃちゃんは、

言って、今でも聞かれるみたい


おにぃちゃんは、あたしを家から

出してくれようと、しているみたい

後もう一度、芸能界に戻そうとしている


もう嫌だ、お母さんお父さんがあたしが

嫌いになったのも、


あたしが芸能界辞めたいって言ったから


だから、あたしはもう、多分戻らない


もう戻ったとしても好きになってもらう、

なんてありえないって分かってるから


そう思うから、でも…


〔元気だよ!〕そう返すと


〔この前、お前のこと知っててファンって

番組作ってる人と、ご一緒したぞ〕


すると写真が送られてきた


明らか、ほうちゃんの彼氏さんだった


〔雫谷さん?〕そう返すと


〔うん、いろんな話ししたよ〕


そう言うから、


「まぁ、あの事は守秘義務だから話さないか」


〔あそうそう、なんか連絡先聞かれたけど

答えなかったから、いつも行ってる場所

聞かれたから答えておいた〕


繋がった、どうしてあたしの居場所


知ってるのかがずっと気になってはいた


「おにぃちゃんだったのか、」


後どうして、ほうちゃんがはぐらかしたのかも

分かった


最後と決めた日に、誰かの役立って

天使なるって、希望をくれたのは


おにぃちゃんのおかげだったんだ、


〔あったか?〕そうきたから


〔うん、あたしの子役時代の、友達の彼氏

だった、で今その人のおかげで連絡先こうかん出来た〕そう返し後に


〔おにぃちゃんありがとう〕

テレマークが返ってきた




それで、あたしは約束の場所へ向かった



男女があたしに手を振っている


あたしは走って2人の元へ、行く


「久しぶりホント、はぁちゃんの言う通り

全然変わんない」


「この前はどうも」


あたしは改めて、ほうちゃんの

彼氏さんを見る


「イケメンだね」


ほうちゃんはニコッと笑って


「優しそうだし」


「そんな、美咲ちゃんに言われたら

照れるな、」


微笑んで、頭をかいている


「ガチファンだったんだもんね」


「うん、またリアであったら、写真

いいかなぁ」


嬉しけど恥ずかしぃから、


「はい、でも2ショットは嫌です」


ショックな顔するほうちゃんの彼氏さん


「恥ずかしいから嫌なだけなんです、

ほうちゃんも一緒なら」


笑顔に戻り


「何だびっくりしたぁ、早速嫌われたのかと」


首を振って、


「じゃさっそく行くわよ、帝庫ていこさんも待ってるから」


そして静かな所にとうされる


あっ、今いるところは、高島制作

すごく広い


入ってすぐのところに


可愛い女性が立っていた


するとあたしを見るなり


涙目になり、


「本当に存在したんだ」


口を両手で覆うって、うつむく


(えっ!!どう言う事)


「帝庫さんも、ファンなんだよ」


それを聞いた瞬間、嬉しい気持ちになり


また涙が…最近あたし泣いてばっかり


嬉しいことがあると、亡くなったときに


辛くなるから、このドッキリが終わったら

終わり、


全部、なくなる前に人魚姫みたく

泡とかすんだ、


そう決めているから


今を楽しむ、そう決めていたから

普通に喜ぶ


「ありがとうございます」


すると帝庫さんは涙拭き、


「取り乱してしまいましたが、はじめます」


そう言って始まった、


打ち合わせをして


2時間かかって終わった、


「じゃぁそう言うことで、よろしくお願いします」


そう言ってあたしは、その後こっそり、


帝庫さんにサインをお願いされてかいて


「じゃぁまた連絡するから」


そう言われ、高島製作を後にした



ドッキリ仕掛け人まで、後もう少し


恋に落とす事はできるのでしょうか


後1ヶ月、演技について研究する

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