【超能力先輩と耳】

万、葵→3年生

ち→2年生

時雨→1年生


特に時期とかはありません。

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ち「先輩の耳ってよく見ると、尖ってるんですね?」

万「そういう言い方をすると、まるでエルフみたいだからやめてよ」

葵「誰もそこまでは言ってなかったでしょ……」


ち「エルフって耳が尖ってるんですか?」

時「ラノベとかだとそうっすね。耳でエルフバレとかもありますし」


万「逆にちよの耳たぶはやわらかいね。クニクニしてる」

ち「きゃあ!!」

葵「おい、ちよにセクハラするんじゃない!!」

時「先輩、手つきも言い方もいやらしかったっすよ」


万「え、普通に撫でただけなんだけど!? ちょっと摘まんだのが強かった?」

ち「ああ、いえ。驚いただけなので平気です……」

ち「急にさらわれたらびっくりするじゃないですか~」


万「お返しに俺の耳も触っていいよ」

ち「あ、ちょっと尖ってる部分はやわらかいんですね」


葵「生徒会長はやめてるとはいえ、ここまでイチャイチャされると取り締まりたくなるわね」

時「富士見先輩、おちついてください。巻き込まれると面倒なんで、スルーしましょう」


ち「葵先輩、ちょっと耳触ってもいいですか?」

葵「私も? いいけど、ちよって耳フェチなの?」

ち「そういうわけじゃないんですけど。先輩の耳を触ってたら、葵先輩も触りたくなっちゃって」


葵「ちょっと恥ずかしいわね。あ、なんか変な気分」


時「耳触られるなんて、なかなかないっすからね~」

万「自分の耳だってあんまり触る機会無いのに」


葵「あの、ちよ? ちょっと手つきがいやらしい気がするんだけど」

ち「葵先輩、耳たぶ厚みがありますね。先輩より暖かいです」


万「なんだろう、彼氏として止めなきゃいけない気はするんだけど、止めちゃいけない気もするよね」

時「それはキマシっすね。壁になるが吉っすよ」

葵「バカ2人は何を言ってるのかしら」

ち「私でも、なんか良くない言われ方をしてるってのは分かりましたよ」


ち「…………」

時「なんすか。言っときますけど、俺は嫌っすよ?」

万「富士見や友田さんぐらいなら、お好きにって感じだけど、しぐれんは止めるかな~」

葵「だれかれ構わず触ろうとするのは良くないと思うぞ」


ち「別に何も言ってないですけど!?」

万「しぐれんの耳も触りたいって顔に書いてあったよ」


ち「いや、ただ見てただけです。どんな耳なのかなと思って!!」

時「ちょっと手伸ばしてなかったっすか?」

葵「止められなかったら触る気満々だったでしょ」


ち「まぁ流れで触らせてもらえるかと思ったのは事実です」

万「やっぱり触る気だったんだ……。耳への興味がすごいね……」


ち「仕方ないんで、先輩の耳で我慢しておきます」

時「いやなんでこっち見たままなんですか」


万「…………」

ち「…………」クニクニクニクニ


時「先輩の触りながら、俺の触ってる気分になってます!?」

葵「耳への執着……。新しい何かに目覚めてるじゃん」

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