【タイムキーパー後輩と狐】
ちよ→3年生
時雨→2年生
柚希、蜜柑、半→1年生
特に時期とかはありません。
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時「……狐と狸ってどっちが強いのかなぁ」ボソッ
柚「うわ、半ちゃんの前で余計なこと言ったわね」
蜜「言っちゃいけないこと言ってるのだ」
時「え、俺そんな変なこと……」
半「暖冷先輩、狐と狸に興味がありますか!!」シュババババッ
ち「急に騒がしいからびっくりした……。半ちゃん、部室は走らないでね」
半「すみません、ちよ先輩」
半「ところで暖冷先輩、狐と狸に興味があるんですか!!」
時「興味って程じゃないけど、どっちが強いのかなと思って……」
柚「狐と狸っていうと、変身能力がどうこうって話よね」
蜜「変身って聞くと愛さんを思い出すのだ」
半「正確には変身じゃなくて化けてるんだけどね」
ち「ふーん? それって変身とは違うの?」
半「2人の言う愛さんがどういう変身能力なのかはわからないですけど、狐と狸はあくまでもいたずら目的で化けているだけなんです」
ち「……そう聞くと、鏡柳先輩もいたずら目的で化けてた気がするんだけど」
時「そもそもの話、狐と狸に化けるなんて能力がないだろ」
柚「さっきはある前提で話してたじゃない」
蜜「どっちが強いのか悩んでたのだ」
半「絶対にないとは言い切れませんよ。昔から色々な話で狐や狸に化かされたという話はありますから。まったくの創作話にしてはとてもリアリティのある話もありますし!!」
時「ちょ、ちょっと待て圧が強い……」
時「じゃあその化ける能力はどっちの方が強いのかっていう話だよ」
ち「どっちも強いじゃダメなの? 両方可愛くていいとおもうんだけど」
柚「自分のイチャモンの時は諦めが悪いのに、こういう時はバッサリですね」
蜜「まぁどうでもいいから気持ちはわかるのだ」
半「ほとんどの創作物では化かす能力自体は互角、もしくは狸の方が上とされることが多いですけど、賢さや狡さの面で狐が一枚上手として描かれることが多いですね」
柚「なんだか学者の解説を聞いている気分だわ」
蜜「興味がないから、ちょっと眠くなってくるのだ」
時「……とどのつまり、どっちが強いの?」
半「どっちも互角ですね」
ち「さっきは狐が一枚上手みたいに言ってなかった!?」
半「個人的に狸の方が可愛いので、互角です」
柚「強さ勝負に可愛さ持ってきちゃダメでしょ」
ち「完全に私情じゃん」
蜜「狸の方が可愛いっていう気持ちはわかるのだ。名前もいいのだ」
時「今の話を聞いた限りだと、狐の方が強そうだな」
時「九尾とかもいるし」
ち「逆に狸の怪物って何か居る?」
半「…………化け狸」
柚「あまりにも反論が苦しい!!」
時「どう考えてもそれは除くだろ。九尾クラスの妖怪を持って来いよ」
ち「半ちゃんの狸贔屓がすごいな……」
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