【超能力先輩とコシヒカリ】
万、愛→3年生
ちよ→2年生
霊音→1年生
特に時期とかはありません。
あとあんまりコシヒカリも関係ありません。
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ち「お米の名前って、変な奴多くないですか?」
万「……きらら397とか?」
霊「それは本当にあるやつですか!? 今適当に考えました!?」
※本当にあるやつです
ち「ちょっとそこまで変な奴は想定してなかったんですけど……」
愛「何か実験体っぽいけど、安全なお米だよね!?」
万「当たり前でしょ!! ちゃんと美味しいお米だからね!?」
ち「私が考えてたのは『森のくまさん』とか『ゆめぴりか』とかだったんですけど……」
万「その辺はお米の名前でも、わりと普通の部類でしょ」
愛「コシヒカリしか知らない僕からすると、その2つも奇抜だけどね」
霊「コシヒカリは有名ですよね」
ち「あとは秋田美人とかささみシキとか」
万「秋田美人は、ただの秋田のお姉さんでしょ。あきたこまちね」
愛「ささみシキってなに!? ささにしきじゃなくて!?」
万「ちよ、お米の名前うろ覚えじゃん……」
ち「でもさっき先輩が言ってたのは覚えましたよ。きらきら7号みたいなやつ」
霊「全然覚えてなかった!! きらら397ですよ」
愛「他に変な名前のお米ってあるの?」
万「……晴天の霹靂とか?」
ち「それってなんかことわざですよね。どういう意味ですか?」
万「ことわざとしての意味は、思いがけないことみたいな意味かな」
霊「それがなんでお米の名前なんですか? 思いがけない品種改良みたいなことですか?」
愛「そんな偶然から美味しいお米が生まれることなんてあるの?」
万「そのぐらい鮮烈な存在でありたいって願いが込められてるらしいよ」
愛「……さっきのきらきら星みたいなお米は、なんでそんな名前なの?」
万「きらら397だって。名前は一般公募らしいよ」
ち「どっかのマッドサイエンティストの案が採用されちゃったんですかね」
万「そんなこと言うと、こっちに来ちゃうからやめてよ」
万「397の部分はお米の系統番号で、後付けした奴だから関係ないよ」
霊「もう1つ聞いていいですか?」
万「……まぁ、諦めたから好きに聞いていいよ。わかる範囲で答えるし」
霊「なんでそんなにお米に詳しいんですか?」
ち「たしかに。先輩って食べ物にそんなに頓着しないですよね?」
万「……有名なミステリー小説家に
愛「農家のミステリーって何!?」
ち「農業探偵みたいなことですか!?」
霊「いや、農業探偵って何ですか!?」
万「そんな農家への風評被害になりそうな話書くわけないでしょ」
ち「今まで先輩が読んでた小説、そんなのばっかりでしたけど!?」
愛「お前の口から普通の小説のタイトルを聞いたことが無い!!」
霊「もっと有名な、芥川龍之介とか呼んだ方がいいですよ!?」
ち「いや、芥川龍之介の本って、結構変な話多いからダメだと思う」
万「否定はできないんだけど、言い方が悪すぎるって!!」
愛「ちなみにさ、その人の代表作って何?」
万「…………
ち「ミステリー小説家のセンスとは思えないですね……」
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